時期を気にせず買うことができ、リーズナブルで栄養たっぷりな納豆。他の食材のようにスーパーから姿を消すこともほぼなく、安心感のある食材です。
我が家は、特売の時にまとめ買いして冷凍しておき、朝ご飯で毎日のように食べています。
美味しいし栄養があるし、娘にも納豆ごはんをよく食べさせるのですが…。

キャキャ!ネバネバ〜。
娘は納豆のネバネバが楽しいようで、お手手でこねこね…。お顔にぺたぺた…。

朝から納豆臭っ。この匂いで1日スタートなんて…。
ネバネバを消すことができたら…。
私も納豆が好きでよく食べるのですが、洗い物のときも厄介なので、ネバネバはちょっと苦手。
ネバネバを消すことができたらもっと納豆を愛せるはず…。ということで、ネバネバ、消しましょう。
納豆のネバネバを消すにはお味噌汁がベストです!
納豆のネバネバを消す方法として、一番おすすめなのが、お味噌汁です。
朝の定番、納豆のネバネバの糸は、同じく朝の定番のお味噌汁で消すことができます。
そもそも、納豆の一番の特徴でもある、あのネバネバした糸の正体はなんなのでしょうか。
実は、納豆菌がタンパク質を分解してできた、グルタミン酸とフラクタンという糖の一種が納豆のネバネバの正体です。
タンパク質は熱に弱いのが特徴です。わかりやすい例を挙げますと、ゆで卵を想像してみてください。
卵は茹でるなどして加熱すると、生の状態だとトロンとしていたのが固まってしまいますよね。
タンパク質の性質が熱を加えられる前と変わってしまうというのはこのようなことを指します。
また、フラクタンについて、こちらは塩分に弱いという特徴を持っています。
つまり、タンパク質とフラクタンからできている納豆のネバネバは、熱と塩分に弱く、それらで消すことができるのです。
お味噌汁は熱と塩分どちらも兼ね備えているので、納豆のネバネバを消すにはとってもピッタリな方法と言えますね。
納豆のネバネバを消すためのお味噌汁以外の方法とは?
納豆のネバネバの糸は、熱と塩分で消すことができるとわかりましたね。

熱や塩分でいいなら、味噌汁以外にも方法はあるんじゃないかのう。
正直、お味噌汁以外にも、納豆のネバネバを消す方法は,以下のようにたくさんあります。
- 冷凍する
- 大根おろしを入れる
- 加熱する
- 卵やキムチなどのトッピングを入れる
冷凍する方法は、ネバネバを生み出す納豆菌の活動を停止させるのに効果的です。
しかし、冷凍した納豆を常温に戻すと、またネバネバが復活してしまうのであまり意味がありません。

冷凍したままなんて普通食べないもんね。
大根おろしや卵、キムチといったトッピングを加える方法については、それらに含まれる水分のおかげで納豆の粘りが薄まります。
特に大根おろしについては、タンパク質を分解する酵素が含まれているので、ネバネバを消すのに他のトッピングより効果があります。
加熱するのも、熱に弱い特性を捉えているので、ネバネバも少なく美味しく食べられますが、ナットウキナーゼという酵素も壊れてしまいます。

っていうことは…。塩分もあって熱もある味噌汁でネバネバ切りながら食べればいいんじゃない?
そうなんです。加熱するのが1番ネバネバを消すのに効果的な方法なのですが、せっかくの栄養素が壊れてしまってはもったいないですよね。
納豆のネバネバを消す方法はたくさんありますが、栄養も風味も損なわず食べるには、お味噌汁と一緒に食べるのがベストと言えるでしょう。
納豆のネバネバにはこんな栄養や効果が!美味しく食べて健康になろう

納豆は体にいいってよく言うけど、実際にはどんな栄養があってどう体に効果があるのかにゃ。
ネバネバして匂いも強い納豆。昔の人はなぜあれを食べ始めようとしたのか正直不思議でなりません。
良薬は口に苦しと言うように、臭くてネバネバであるからには相当体にいいのでは…。

どうせだったらどれだけ体にいいか知ってから食べたいな。
ということで、納豆のネバネバに含まれている栄養やその効果について調べてみました。
ナットウキナーゼ
納豆のネバネバに含まれている体に嬉しい栄養、それはズバリ、ナットウキナーゼ。
なんと、ナットウキナーゼは、その名の通り、納豆だけの特別な栄養素。納豆にしか含まれていない栄養なのです!
ナットウキナーゼには、血栓溶解酵素が豊富に含まれています。心筋梗塞や脳梗塞といった病気は、血栓が血管を詰まらせることで起きてしまいます。
納豆を食べることで、血管の詰まりを予防し、心筋梗塞や脳梗塞といった病気のリスクを下げることができてしまうのです。
また、ネバネバ部分以外にも、納豆にはたくさんの体に嬉しい栄養と効果があります。その中の一部を紹介します。
- 大豆イソフラボン
- ポリアミン
- ビタミンK2
大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは、耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
化学的な構造や働きが「エストロゲン」という女性ホルモンと似ており、女性にとってとても嬉しい栄養です。
加齢とともにエストロゲンの分泌が減ると、更年期障害などのつらい影響を受けることが。
そんなときに、大豆イソフラボンを含む納豆などの大豆食品を接種することで、エストロゲンの不足を補ってくれるのです。
ポリアミン
2つ目の栄養素、ポリアミン。ポリアミンにはズバリ、アンチエイジング効果があるのです。
主なポリアミンの働きは、人間の細胞の新陳代謝を行うということ。細胞のはたらきを助け新陳代謝が活発になるということは、肌のターンーオーバーにも効果が!
このポリアミンも、加齢とともに作られにくくなってしまうのですが…。
納豆には、このポリアミンが豊富にふくまれ、高ポリアミン食の代表と言われるほど!

美容にこんなにいいなんて!大豆イソフラボンだけじゃなく、ポリアミンまで女性に嬉しい栄養素なのね〜。
ビタミンK2
新生児が1ヶ月検診などでよく飲ませられるK2シロップも、このビタミンK2。
ビタミンK2は脂溶性ビタミンの一種で、骨の形成を促したり、血液のはたらきを正常に維持したりする役割があります。
こちらも、納豆などの発酵食品に非常によく含まれているのですが、なんと世界中の食品の中で一番ビタミンK2が含まれているのが、この納豆なのです。
代表的な栄養を挙げただけでも、こんなにもたくさんの嬉しい効果があるんですね。
また、納豆はそのまま食べるだけでなく、いろいろなレシピを楽しむことができます。
こちらの記事には、納豆のレシピが掲載されています。とても簡単に作ることができるレシピが載っているのでぜひご覧ください。

こうやってアレンジしたら飽きずにいろいろ楽しめそうだね〜。
納豆がなぜいつも3パック売りになっているかという素朴な疑問も解決できちゃいますよ。
納豆が3パックな理由は?食べ過ぎると悪影響?超簡単レシピ4選!
まとめ
- 納豆のネバネバを消すには熱と塩分のあるお味噌汁がベスト
- 納豆のネバネバは加熱、冷凍、大根おろし、汁気のあるトッピングでも消すことができる
- 納豆にはナットウキナーゼをはじめ、大豆イソフラボンやポリアミン、ビタミンK2といった美容にも健康にもいい栄養が豊富に含まれている
ネバネバが嫌だからと納豆を避けてしまうのは勿体無いほどの、体に嬉しい栄養がたくさん含まれているんですね。
納豆の粘りが苦手な人でも、ご紹介した方法でネバネバを消すことで、健康と美しさを手に入れてしまいましょう!
以前、レッツ菌活!ということでぬかの記事を書きましたが、菌活の中でもとても気軽にできるのが今回取り上げた納豆でした。
その他、菌活やぬか床に興味を持たれた方、ぬか漬けの記事はこちらにあります。お時間があるときにぜひ!
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