アース線を延長したい時ホームセンターで買う際は名前に気をつけて!

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あなたの家にある家電は、きちんとアース線をつけていますか?

実はアース線が短くて困っているの。延長することってできるのかしら?

できますよ。ホームセンターに売ってますが「アース線」では売ってないので気をつけてくださいね。

しかし、アース線を延長するための買い出しは、ホームセンターなどで道具を買いそろえないといけなくなるので意外と大変です。

しかも、ネットで買えば家電用に加工されたアース線が手に入るので、作業自体はドライバー1本とハサミがあれば10分程度で終わります。

この記事では、アース線の延長方法やホームセンターではどんなものを買うといいのかをお伝えしたいと思います。

 

 

アース線の延長はホームセンターで買うほうがいいの?

アース線を延長したいな、と思うときは「ホームセンター」で買おうとすると思いますが、実は「アース線」という名称では販売されていません。

「電線売り場」に行き、目的の家電の電圧に耐えられる電線を選ぶ感じですね。

例えば、我が家の電子レンジのアースには300Ⅴと書いてあるので、「300Ⅴ以下の電気機器に使用。アースとしても使用可能」と書かれた電線を購入しました。

どのような場所で購入できるのかお伝えしたいと思います。

 

ホームセンター

ほとんどの取扱説明書に「ホームセンターなどで購入してください」という案内がありましたので、ホームセンターで販売されていることが多いのでしょうね。

しかし、ホームセンターは遠いところにある場合が多く、近くにあっても「車で行く」ことが前提の店舗も多いため、気軽に行くのは難しいかもしれません。

しかも、規模の小さいホームセンターだと販売されていないこともあるようですので、電話で確認することをお勧めします。

 

家電量販店

たいていの電化製品にはアース線がついているので、電化製品を取り扱っている家電量販店ならば「アース線が買えるかな?」と軽い気持ちで行きましたが売っていませんでした。

結構大きな店舗に行ってみたのですが、残念ですがアース線が販売されているのを目にすることはありませんでした。

インターネットで検索すると「取り寄せ可」となっていることが多いので、購入することはできるみたいです。

また、展示していないだけで在庫がある場合もあるようですので、お店の方に聞けば出してくれるでしょう。

これを電子レンジのアース線とつなげて、100均で購入した絶縁テープで保護し、無事にアース線の延長ができました。

 

100円ショップ

「100均で売っていた」という話を聞いた事があったので、何軒か行ってみましたが売っていませんでした。

100円ショップは商品の回転が速いので、以前は売っていても現在は売っていないこともあります。ですので、見かけたら購入しておくと良いでしょう。

 

ディスカウントストア

意外な落とし穴だったのがドン・キホーテなどのディスカウントストアです。

駅前などにあるようなドン・キホーテで探してみたところ販売されており、無事に購入することができ、かつ延長作業もできました。

ドン・キホーテは駅前にあったり、場所によっては規模の大きな店舗もあるので、行きやすい販売店かもしれませんね。

 

インターネットなどの通信販売

「時間の都合がつかない、近くにそういった店舗がない」など、どうしても店舗には出向けない場合は、インターネット通販で購入する方が早いでしょう。

 

 

アース線を延長するつなぎ方は二種類ある

アース線を延長するやり方を調べてみたところ、二種類のやり方があることがわかりました。延長するやり方と全部取り換えるやり方です。

それでは、どのようにするのかを解説していきたいと思います。

 

線を継ぎ足して延長するパターン

すでに家電製品側についているアース線に、線を継ぎ足して延長する方法のことです。

線を継ぎ足して延長するパターンは、女性目線で言うと複雑な作業がありそうで不安です。

確かにこの方法は、手間と部品代がかかってコスパが悪いですし、何よりメーカーが推奨していませんので、おすすめはしていません。

ただ、この方法も素人でもできる作業ですし、アース線を10m以上延長させる必要がある場合は「継ぎ足して延長」という事も必要になってきます。

 

全部取り換えるパターン

こちらの全部取り換えるパターンのメリットは「きれいにできること」です。デメリットは延長よりお金がかかることですね。

しかし、おすすめできる方法は断然「全部取り換えパターン」です。

例えば、家電製品からコンセントまでアース線が10mあれば届く場合ですと、だいたい10分くらいで延長作業を終わらせることができます。

短いアース線を長いアース線に交換する延長方法

それでは「長い線を買ってきてアース線を全部交換する延長方法」の解説をしていきたいと思います。

先述しましたように、アース線の長さを10mに伸ばして届くようでしたら、迷わずこの方法を選んで間違いありません。

そろえる道具も少なくてすみますし、手間もほとんどかからないので具体的な方法をサッと確認してアース線の延長作業を終わらせましょう。

アース線交換に必要な道具と部品
  • 先端が加工済みの長いアース線
  • プラスドライバー
  • ハサミ
もし、先端が加工されていないアース線をお持ちの場合は、先端に「丸形圧着端子」を取り付ける必要があるので、買いに行く前に付いていたものの内径を測っておきましょう。
先端を取り付ける際には専用の圧着工具がいりますが、高額なのでペンチでも代用可です。
アース線交換の全容
  1. 先端が加工された長いアース線を購入(ネットまたはホームセンターなど)
  2. 既存の短いアース線を取り外す
  3. ネットまたはホームセンターなどで購入した長いアース線を取り付ける

アース線は、近所のホームセンターでは「家庭用に加工されたアース線」として販売されている可能性が低いため、ネットで購入するのがおすすめです。

今回は、電子レンジのアース線を取り替えるという例で説明いたしますね。

作業の手順
  1. 電子レンジに付属している短いアース線の場所を確認する
  2. ドライバーで短い既存のアース線を取り外す
  3. 外したアース線と同じタイプの長いアース線を購入し、電子レンジに取り付ける
  4. コンセントに取り付ける側のアース線2㎝くらいの部分に切れ目を入れる
  5. 出てきた導線がばらばらにならないようにねじる
  6. アース線の先をひっかけやすいようにフック状に曲げる
  7. コンセントのアース端子のふたを開けてネジを全開にゆるめる
  8. ネジの奥にある小さな鉄板のような金具の裏側にアース線をさし込む
  9. ネジを締めてアース線を固定する
  10. ふたを閉めて終了

先端が加工されたアース線はネットで5mで600円前後、10mで800円前後で買えるので、ネットを活用すると準備からアース線延長作業まで15分くらいで終わります。

 

短いアース線に別の延長用の線を継ぎ足す方法

次は「長い線を購入して既存のアース線に継ぎ足す方法」について詳しく解説していきたいと思います。
ただし、先述にもありますようにこの「継ぎ足す方法」はメーカー側は推奨していない方法です。

 

個人の判断になりますが、「アース線交換延長法」に比べても準備や作業に手間がかかりますし、細かい作業が苦手な方にはおすすめしていません。

しかし、「アース線継ぎ足し延長法」は既存のアース線に新しいアース線を継ぎ足せるので、長さをだしやすいという長所でもあります。

それでは、手間や費用を最小限に抑えるべく、一番簡単な継ぎ足し延長法をご紹介します。

アース線継ぎ足しに必要な道具と部品
  • アース線(アースケーブル)
  • 絶縁テープ
  • プラスドライバー
  • ハサミ
絶縁テープは100均にも販売されていることがあります。
アース線継ぎ足しの全容
  1. アース線と他の部品や道具をそろえる
  2. 既存の短いアース線の先端と購入したアース線をつなぐ
  3. 長くしたアース線の先端をコンセントにつなぐ
アース線継ぎ足し延長法の手順
  1. 既存のアース線と購入してきた長い線を準備する
  2. 双方のアース線の2㎝くらいまで線のカバーをはぐ作業に入る
  3. カバーにハサミを軽く当てながらクルクル回しながら切れ目を入れる
  4. 切れ目に爪をグッと入れてカバーをはぐ
  5. 双方の線から2㎝ずつ導線が出たら二股に導線をねじる
  6. 二股にした導線を重ねてねじって連結させる
  7. さらに導線を一つに束ねてねじる
  8. 絶縁テープは必ず引っ張りながらクルクル巻く
  9. 巻き終わってテープが融着したら継ぎ足し完了
  10. コンセント側のアース線の先2㎝くらいに切れ目を入れる
  11. 出てきた導線がバラバラにならないようにしっかりねじる
  12. アース線の先をひっかけやすいようにフック状にする
  13. コンセントのアース端子のふたを開けてネジを全開にゆるめる
  14. ネジの奥にある小さな鉄板のような金具の裏側にアース線をさし込む
  15. ネジを締めてアース線を固定する
  16. ふたを閉めて完了

絶縁テープは強く引っ張りながら巻くときれいに巻けます。また、二重に巻くとより安心ですよ!

 

アース線を延長するのに資格はいるのか

アース線を取り付けたり延長したりするのに、資格は特にいりませんが、「アース線継ぎ足し法」ではメーカー側も推奨していないのでやらないほうがいいですね。

 

家の中の配線は電気工事士の資格がないとダメ

家の中、つまり壁の中の配線は、電気工事士の資格がないと扱えないので注意が必要です。

例えば、コンセントの増設や移設、スイッチの接地工事は電気工事士の資格がないと扱えません。

アース線の途中からの延長作業は感電等の恐れがあるため、基本的にメーカー側はおすすめしていません。詳しくはこちらの記事も参考にしてください。

引用元:速報!電子レンジのアース線は絶対必要!賃貸の対処法も教えます

家電からアース線をつなぐだけなら資格がなくてもOK!

家の電気を取り扱うことはほとんど電気工事士の資格が必要だから、アース線を取り付けたり延長させたりするのも資格がいるのでは?

それが、アース線をアース付きのコンセントに取り付けるだけなら電気工事士の資格はいらないんですよ

そうなんです。コンセントに電源をさし込む感覚で、アース線を接続できてしまいます。

 

 

まとめ

  • アース線は短いものでも延長することができる
  • 家電量販店では「アース線」は販売されていない
  • ホームセンターなどでは「アース線」ではなく「アースとしても使用可」の電線として販売されている
  • 100円ショップでは商品の回転が速いため、以前は売っていたとしても現在は売っていないこともある
  • ディスカウントストアでも電線は販売されている
  • インターネットなどの通信販売で購入することで時間短縮につながる
  • アース線を延長するやり方は2種類ある
  • 1つ目は「線を継ぎ足して延長するパターン」だが、メーカーは推奨していない
  • 2つ目は「全部取り換えるパターン」で、この方法は素人でもできる

アース線の延長って難しいと思っていましたが、全容をつかんでしまえば結構簡単にできる作業だという事がわかりました。

ただ、ホームセンターなどでその部品をそろえることにハマってしまうと、大変時間がかかってしまうので注意が必要ですね。

よくある落とし穴が「アース線がどこで売られているのか」がわからないという事です。

家電量販店にあればこのような事にはならないと思いますが、なぜ置いていないのでしょうか?

私の推測なのですが「貴重な店舗スペースに需要の少ないアース線を並べる場所はない!」という店側の判断なのだと思いました。

 

なので、ホームセンターやインターネットなどで購入する方が無難だ、という事なのでしょうね。

 

この記事を読んでくださったあなたへ、くれぐれもむやみに近所のお店でアース線を探し回ってムダに苦労しないようにお気を付けくださいね。

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