カレーの保存期間は冷蔵で3日までなら安全!正しい方法も解説!

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カレーは子どもから大人まで好きな方が多く、お家で作ることも多い料理ですよね!

私もよくカレーを作るのですが、多く作りすぎてしまって保存することがよくあります。

カレーは2日目がおいしい!なんてよく耳にしますが、食べられる期間はどれくらいなんだろうと思ったことありませんか?

実はカレーは細菌が増殖しやすく食中毒の危険があります。

冷蔵庫や冷凍庫で保存をしているという方も、安全に食べられる期間や保存方法はご存じですか?

カレーは火を十分に通している料理のはずなのに、なぜ食中毒になる危険があるのでしょう?

カレーを安全でおいしく食べられる期間、保存方法についてまとめたのでぜひ参考にしてみてください!

 

 

カレーを保存しておける期間は状況により変化します

カレーは寝かせて熟成させた方がおいしいと聞いたことありますよね。

我が家は3日連続カレーを食べる!なんていうお家もあると思います。

家で作った3日目のカレー、そのカレー本当に大丈夫ですか?

鍋ごとコンロの上に出したままにしているときは危険です!細菌が増殖してしまっている可能性があります。

カレーは時間経過とともにウエルシュ菌という細菌がどんどん増殖します。

ウエルシュ菌が増殖したカレーを食べると食中毒を起こす可能性があります。

カレーを夕飯の時作って置いたまま寝てしまった!

余ったカレーを冷まそうと思ってそのまま放置。気づいたら朝だったなんてこと私もやってしまったことがあります。

カレーの中で増殖したウエルシュ菌は熱に強いので再加熱しても死滅しません。

そのため常温で一晩置いておいたカレーには食中毒の危険があります。

カレーを保存したいときは常温で置いておくのではなく、冷蔵や冷凍しておくことが必要です。

でも家族の帰宅時間が違ったりして、常温で置いておきたいという時もありますよね。

カレーを常温保存したときに食べられる期間はどのくらいなのでしょう?

常温保存できる期間は夏場や梅雨の時期であれば2~3時間程度。冬場でも12時間程度が目安になります。

夏場はクーラーが効いた部屋でも20℃ほどあり、冬場は暖房を使用していて室温が上がっていることもあり、油断禁物です!

常温保存しておく場合、50℃以上の高い温度を保ちながらこまめに全体に火を通しておく必要があります。

カレーが余ってしまった!

カレーが余ってしまったり、数日カレーを食べるときは小分けにして冷蔵保存することをおすすめします。

冷蔵庫でカレーを保存できる期間は2~3日となります。

3日以上経過するとウエルシュ菌が増殖している恐れがあるため食べるのは避けましょう。

カレーを作り置きしておきたい…。

あらかじめ作り置きを前提としている場合は、冷凍保存がおすすめです。

冷凍庫でカレーを保存ができる期間は1カ月程度です。

1食分ずつ小分けにしてしておくと、忙しい平日のランチのときなどに食べられて便利ですよ。

冷蔵や冷凍するときも、両方よく全体をかき混ぜて熱を通してから食べるようにしましょう。

 

 

カレーの常温保存は危険!?食中毒になる可能性も!

 

カレーを常温保存できる期間がなぜ短いのか、なぜ食中毒の危険があるのか説明していきます。

 

カレーはウエルシュ菌が増殖しやすい

カレーによる食中毒の原因はウエルシュ菌が増殖しやすいためです。

ウエルシュ菌とはどんな細菌なのでしょう。

ウエルシュ菌の特性

・ヒトや動物の腸の中、土や水の中など自然界に幅広く生息している

・12~50℃で増殖し、43~45℃で最も増殖する

・酸素が届きにくい場所を好む

・100℃の加熱でも6時間は耐える芽胞(がほう)を作る

・人の腸内に入った後も増殖芽胞(がほう)を作り毒素を産生し下痢や腹痛を引き起こす

・1gあたり10万個以上増殖した食品を食べたときに食中毒症状を起こす

 

カレーで食中毒になる原因

  • カレーはウエルシュ菌を多く含む肉や魚介類を使用していることが多い
  • ウエルシュ菌が芽胞(がほう)を形成し、加熱しても死滅しにくい
  • 粘性であることから常温だと温度がすぐに下がりにくく、ウエルシュ菌が増殖しやすい温度を保ちやすい
  • 粘性であるためなべ底では酸素が届きにくい状態となり、ウエルシュ菌が増殖しやすい環境になる

などといったことが、カレーで食中毒が起こる原因としてあげられます。

カレーを3時間以上、増殖しやすい温度に置いておくと1gあたり数百万個のウエルシュ菌が増殖します。

そのため常温保存したカレーでは食中毒をおこす危険があります。

 

ウエルシュ菌による食中毒症状

一般的に、食中毒症状は食後8~20時間で発症します。

主な症状には腹痛や下痢があります。嘔吐、発熱は認められず、1~2日で回復し予後は良好とされます。

しかし発症した場合は脱水症状も伴う可能性もあります。自己にて市販薬を飲んだりせず、早めに受診し医師の診断を受けましょう。

カレーで食中毒にならないためにはどうすればいいの?

カレーで食中毒を防ぐ方法

・調理中はよくかきまぜ、なべ底にも空気を送りながら加熱する

・調理後速やかに食べきる

・保存することが分かっている場合は調理後素早く10℃以下に冷却して保存する

 

カレーを調理後火を消して、そのままコンロに置いておくとウエルシュ菌が一番増殖しやすく危険です。

常温保存する場合は温度が55℃以上になるようぐつぐつ火にかけて、全体をまんべんなくよくかきまぜておきます。

この方法はウエルシュ菌の増殖は抑えられますが、家庭で行うのは難しいですよね。

常温保存はウエルシュ菌が一番増殖しやすくおすすめできません。

 

 

カレーの保存方法は冷蔵か冷凍にしましょう!

カレーを10℃以下にするとウエルシュ菌の増殖が抑えられます。

鍋のまま冷めるのを待っていると温度が下がりにくく、その間にウエルシュ菌が増殖してしまいます。

そのため、素早く冷却し冷蔵庫か冷凍庫で保存しましょう。

熱い鍋ごと冷蔵庫に入れると、冷蔵庫内の温度が上がり中の物が傷んでしまう可能性があるので避けましょう。

また鍋は密閉度が低いため細菌が増殖してしまう可能性があります。密閉できる保存容器や保存袋を利用しましょう。

カレー鍋を素早く冷ます方法

①カレー鍋より一回り大きいボールやフライパンを用意します

②ボールやフライパンに氷を多めにいれるか保冷剤を5~6個入れ、水を適量注ぎます

③氷水の中にカレー鍋を入れよくかきまぜて冷ましていきましょう

では、冷ましたカレーの正しい保存方法をご紹介します♪

 

カレーの冷蔵保存方法と食べるときのポイント

冷蔵する場合はカレー鍋を素早く冷却した後、1食分ずつ保存容器に入れて小分けにします。

保存容器は密閉できるものにすると良いです。カレーの酸化や細菌の増殖が防ぐことができます。

また冷蔵庫内のものににおいがうつらないのでおすすめです。

温めるときは電子レンジだけだと全体に熱が通ってない可能性があります。

鍋に移して全体をよくかきまぜ十分に火を通してから食べるようにしましょう。

3日連続カレーを出したら、家族に飽きたと言われそう…。

同じ味で飽きてしまう。そんなときドリアやカレーうどんにアレンジしてみても良いですね!

 

カレーの冷凍保存方法と解凍するときのポイント

冷凍する場合は、ジャガイモやにんじんは時間がたつと水分がぬけてパサパサになってしまいます。

食感や味が悪くなってしまうのでつぶしてから冷凍保存するようにしましょう。

キーマカレーは具材が細かいため冷凍保存に向いています。

解凍するときは、そのまま電子レンジで加熱すると水分だけ蒸発しておいしくなくなってしまいます。

一度冷蔵庫で解凍するか流水で解凍したあと、電子レンジや湯せんで温めるようにしましょう。

その後冷蔵と同じように鍋に移してよくかき混ぜ、全体に火が通るようにして食べるようにしましょう。

 

保存したカレーを食べる前にチェック!

保存したカレーを食べる前は見た目や臭いをよくチェックしましょう!

カレーが傷んでいる可能性がある場合は食べないようにしましょう。

食べないほうが良いカレー

・酸っぱい臭い、または異臭がする

・変色している

・カビが生えている(白い斑点がある)

・糸を引いている

 

 

カレーを保存しやすい容器はどれ?おすすめ保存グッズ3選

カレーを冷蔵庫や、冷凍庫で保存しておく場合、どんな容器を使用すると良いのでしょう。

プラスチック保存容器にカレーを入れたらニオイや汚れが残ってしまってとれない!

そんなこと私も経験があります。こうなるとほかの物が入れらなくなって困りますよね。

中々とれずに何度も洗ったりして手間がかかってしまいます。

カレーの保存にはどんな保存容器が向いているのでしょう。おすすめ3種類の保存グッズをご紹介します。

 

プラスチック製密閉保存容器

 

100円均一に置いてあり、簡単に入手することができます。

いろいろなサイズがあり、重ねることもできて便利ですよね。

底が低いもので、密閉できるものを選びましょう。

そのままカレーを入れるとニオイや色がうつってしまう可能性があります。

容器にラップを敷いてからカレーをいれると、ニオイ、色うつりや汚れを軽減することができます。

また取り出すときにラップがあると容器から取り出しやすくて便利です。

ラップ以外にもオリーブオイルを薄く塗ってから入れることでも防げます。

電子レンジに入れると容器が溶けてしまう可能性があるので、耐熱性の容器にうつしてから温めましょう。

加熱ができるプラスティック容器であってもそのまま加熱するとニオイ、色うつりの原因になってしまします。

食べるときはカレーだけ取り出して電子レンジで温めましょう。

もしカレーのニオイや色が保存容器についてしまって落ちない!

そんなときはメラミンスポンジを使用したり重曹やお酢を使うと落ちやすいですよ!

 

ガラス製密閉保存容器

最近はいろいろな大きさのものが増えましたよね。私もいろいろな種類を利用しています。

見た目もすっきりしていることや、油汚れも落ちやすくて便利ですよね。

ガラス製の容器はラップを使用しなくてもカレーのニオイや色うつりを軽減できます。

耐熱タイプのものを選びましょう。冷凍することもできます。

冷凍する場合はカレーに含まれる水が膨張して容器が破損する恐れがあるので、容器いっぱいにするのは避けましょう。

カレーを入れて使用した後は、水につけておくと汚れがとれやすいですよ。

 

ジッパー付き保存袋

 

ジッパー付き保存袋は冷凍するときに向いています。

カレーを入れるときは袋に入れて平らにして酸化を防ぐために空気をぬきます。

解凍するときは保存袋ごと電子レンジにかけると袋が溶けてしまう可能性があります。

あらかじめ冷蔵庫にうつすか、保存袋ごと1~2分流水にあて半解凍にします。

その後袋からカレーを耐熱性の容器に取り出して電子レンジ加熱します。

ジッパー袋ごと湯せんで温めることもできますが、鍋肌に袋がふれるとやぶれてしまう可能性があります。

鍋肌に触れないようなべ底に皿を敷いてその上から入れると良いです。

 

 

まとめ

  • カレーの常温保存はウエルシュ菌が増殖しやすく危険
  • 常温保存した場合食べられる期間は夏は2~3時間、冬でも12時間程度
  • 常温保存する場合はこまめに加熱し全体をよくかきまぜる
  • カレーを保存するときは作ったあと素早く10℃以下に冷却する
  • 保存する場合は冷蔵庫か冷凍庫に入れる
  • 冷蔵保存する場合食べられる期間は3日以内
  • 冷凍保存する場合食べられる期間は1カ月程度
  • 保存容器はプラスティック密閉保存容器、ガラス製密閉保存容器、ジッパー付き保存袋がおすすめ
  • ニオイや色がうつりが気になる場合はラップを使用するか、ガラス容器を使用する

カレーはウエルシュ菌が増殖しやすく食中毒の危険があります。

上手に保存することや、食べられる期間を覚えておき安全においしくカレーを食べましょう!

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