ジーンズは洗濯すると縮む!そして伸びるから履きやすくなる!

生活
スポンサーリンク

先日ジーンズ専門店で購入したんだけど「一度洗濯して持ってきて下さい」て言われたの。生地が縮んでから丈直しするんだって!

私がユニクロなどの普通の衣料品店でジーンズを買うと、全く裾上げしなくても履けるのですが、別の衣料品店によっては丈直ししてないのに短くなってしまってることも…。

洗濯したらなんだか太ももやヒップは伸びてるけど、裾は縮むのか短くなってるみたい

そこで思い切ってジーンズ専門店に行ってみたわけです。確かにお値段は張りましたが仕上がりは段違いでした♪

この記事ではジーンズ初心者のために「ジーンズの特徴」や「ジーンズのお手入れの仕方」をお伝えしたいと思います。

ジーンズは洗濯すると縮む理由は?そして伸びるとは?

ジーンズの特徴は様々ですが、その中の一つに「縮む」という性質があります。正しくは、一度水にぬれたジーパンは乾く過程の中で縮んでいきます。

これはデニムをはじめとした「綿」という生地の持つ特徴ではありますが、ジーンズは特に縮みやすいと言われていますが、それはなぜなのでしょうか?

縮みの影響を受けやすいポイントは丈とウエスト

ジーンズは洗って乾くと縮みます。特に縮みの影響を受けやすい箇所が足を通す丈とウエスト部分です。

縮みやすい理由は、デニム生地が「綾織り」という折り方で作られた生地であることが関係しています。綾織で織られた生地は「伸縮性」が一番の特徴なのです。

ジーンズの洗濯には、ジーンズ専用の洗剤を使用するのがベストですが、専用洗剤は高価なので代用として台所用食器洗い洗剤や、ボディソープを使用する人もいるようです。

通常の衣類用洗剤ですと漂白剤や蛍光剤の影響で色の落ち方がマダラになってしまったりしてあまりよくありません。「洗うなら中性洗剤で!」という事ですね。

ジーンズは乾くスピードによって縮み方が変わる

水に濡れ乾くことで縮むジーンズの特徴ですが、実はもう一つ気をつけてほしいことがあります。それは「乾くまでのスピードによって縮み具合が変わってくる」という事です。

これは、ジーンズを含めた「綿」素材の特徴ですが、乾くスピードが速いと縮みも大きくなります。

例をあげれば、ジーンズを乾燥機に入れて急速に乾かすと大きく縮むし、太陽が照り付ける日に直射日光をガンガン当てて乾かすというのも注意が必要です。

縮みが気になる場合、乾燥機は使用せずストーブなどで優しく暖めて乾かしたりすると、比較的縮みが少なく済むそうです。

急激に乾かすと丈とウエストといったサイズ感だけではなく、シルエットも変ってしまうなんていう事もありますので、くれぐれも気をつけてくださいね。

ジーンズは日陰でゆっくり乾かしましょう!

ジーンズの変形が心配ならば日陰でゆっくりと乾かしてみましょう!そうすることで縮み・変形の心配が少なくなり、穿けなくなるという事はないはずです。

ジーンズは裏返してから逆さに吊るして干します。それは、ひざの部分に重みをかけて、ひざの出やひざ裏のしわを伸ばすためです。

ジーンズだけではなく、基本的にズボンは逆さで管理するようにしましょう

ただし、縦にストレッチ性のあるジーンズは逆さに干すと逆に生地が伸びることがあるので気をつけてください。

また、縮みやすい生地の場合は脱水を軽めにしてから干すと、縮みが軽減されます。

ジーンズの丈は一度でピッタリにしようとするのではなく、初めの数回の洗濯は日陰でゆっくり干して乾かし、だんだんサイズ感が落ち着いてきたら丈の長さをあわせてほしいです。

それで、もし丈が長いと感じたら購入した店舗に裾上げの依頼をしてみることをおすすめします。自分の店で購入してくれたお客様なら、だいたいは無料で直してくれるはずです。

購入したお店ではなくても数百円で直してくれるところや、洋服のリメイク屋さんといったところでも裾上げはやってくれます。

ウエストは穿くとまた伸びる

ウエスト部分も洗濯をすると縮みますが、着用してから立ったり座ったりなどの日常生活動作をするだけでちょうどいいサイズ感に伸びるはずです。

ウエスト部分は力が加わりやすい部分ですし横方向に伸びやすいので、着用を繰り返すことで購入時よりも緩くなることもありますので、サイズ選びにも十分に注意が必要です。

  • あのメーカーのジーンズだからサイズはこれでOK!
  • この前購入したものと同じ型番だからOK!
  • とりあえず穿ければなんでもOK!

といった方でも必ず試着されることをおすすめします。特に最近はジーンズの種類も増え、ストレート・ワイド・スリム・スキニー・シガレットと呼び方も豊富です。

シルエット・太さ・股上の深さ・ウエスト周りの作り・生地など色々ありますので試着はぜひしてほしいのです。

試着するとなんか買わないといけないような気がして、気が引けるんですよね

そうですよね。その気持ちすごくわかります。買わせようとしてきて嫌な気持ちにさせる店員がいる店では買わないことをおすすめします。

しかし、購入後に後悔したくなければ、店員の事は気にせずにどんどん試着したほうが気持ち的にもお得ですよ。

ジーンズを洗濯したら何インチ縮む?

ジーンズは縮むので、丈直しの時は「少し長めに仕上げる」というのが一般的です。

一般的なジーンズなら1インチを目安に長めに仕上げる

ユニクロをはじめとしたファストファッションやジーンズ量販店などで販売されているジーンズは、メーカー側で何度か洗ってあるのが一般的です。

このような洗ってあるだけで色落ちなどの加工もされていないジーンズのことを「ワンウォッシュ」または「リンス」と呼ばれています。

しかし、このようなワンウォッシュやリンスといったジーンズでも、その後の洗濯でまだ縮む可能性が高いです。

購入して丈を直す時は「最初の洗濯で1インチ(=2.5㎝)程度は縮むので長めに仕上げますね」と店員に言われると思いますが、基本的にはそれに従うほうが良いです。

最近のジーンズのサイズは、「㎝」「S・M・L」などの表記などもありますが、ジーンズのサイズ表記は「インチ」が一般的です。

インチ表記をセンチ表記に直しているので「76㎝」や「84㎝」といった中途半端な数字となっていますので、丈を直す時は店員に「1㎝短く」などセンチで伝えても問題ありません。

リジットは最低でも2インチの縮みがある

ジーンズの中には、ワンウォッシュやリンスとは違い、一切加工されていないジーンズがあり、これらは通常「リジット」や「生デニム」「ノンウォッシュ」などと呼ばれています。

デニム生地は製造する過程で「糊付け」されますが、この糊付けされたままの状態のジーンズは、1回目、2回目の洗濯によって特に大きく縮みやすいため注意が必要です。

糊付けされたデニム生地はゴワゴワして硬さがあり、ジーンズとしての穿き心地はあまりよくなく、近年は洗濯して糊を落としてから販売されることがほとんどです。

しかし、リジットはジーンズ本来の経年劣化や色落ちを最大限に楽しめるため、ジーンズ愛好家をはじめとするたくさんの人に親しまれていることもあり今でも製造されています。

リジットには防縮加工されたものとそうでないものがある

ちなみにリジットについては、防縮加工されたものとされていないものの2種類があり、防縮加工は「サンフォライズド加工」などとも呼ばれています。

防縮加工されたデニム生地は糊付けされていますが縮みの少ない生地なので、完全未加工の生デニムとは違う生地となっています。

購入を検討しているジーンズに「リジット」「生デニム」「ノンウォッシュ」といった商品説明があるときは、念のため各ショップ販売員やメーカーに問い合わせるといいでしょう。

『リーバイス501』はその特徴である伸縮性の高さを「Shurink to Fit」という言葉で表していますが、この表記は「防縮加工をしていない」ジーンズという意味です。

リジットの501の中でも特に縮みやすいと言われているのが『47501』と言われているもので「1947年モデルの501」というものです。

この商品は一般的には丈もウエストも2インチ(約5㎝)以上は縮むと言われていますが、糊の落ち具合などで全体のシルエットが変わるほど細くなる事も。

本当にめちゃくちゃ縮みますので、人生で一度は試してほしいです。

ジーンズの洗濯は縮みが心配だけどメリットでもある

ジーンズの「縮みやすい」という特徴は弱点と思われがちですが、多くのジーンズファンはこの状態は「メリット」と感じている人が多いです。

生地が縮みやすいという事は、裏を返せば輪ゴムのように伸びやすいともいえるからね

この「伸縮性」がデニム生地で作られたジーンズの最大の特徴であり、長い間、たくさんの人に愛され続けている理由でしょう。

丈の長さについては洗うと縮んでしまい元の長さに戻すのはむずかしくなるので慎重に長さをあわせる必要がありますが、動きの多い腰回りはこの伸縮性はメリットと言えます。

ジーンズと一緒に日常生活を送ることで、自然と自分の体型や動きに合った形に変化していく…。それがデニム生地で作られたジーパンの特徴であり、最大のメリットだと思うのです。

ジャストフィットで穿き続けたいなら購入時はピッタリに、もしくはピタピタで少しキツイくらいなサイズが良いでしょう。

特に女性の方!大き目でゆとりのあるサイズは選ばないようにして下さい。

同じジーンズでもウエストサイズが大きいとシルエットはもちろん太くなります。つまり、ウエストサイズが小さければシルエットもスッキリして足も長く見えます。

でもゆったり穿きたいの!

このような理由ならばサイズをあげても構いませんよ!ボーイッシュでラフにジーパンを着こなすのもアリですね。

ジーンズは何回洗濯すれば縮みきる?

ジーンズにもよりますが、だいたい5回くらい洗濯すれば縮みきれます。

そして、洗濯することで自分の体になじんでくるので、洗って干して半月くらい穿いたらまた洗って、を繰り返してください。

そうすることでいつの間にか体にしっくりくるようになるでしょう。干す時は裏返してウエストを下にしてくださいね。

ジーンズのヒゲはカッコイイが適度な洗濯は必要

「ヒゲ」とは、ジーンズの前身頃の足の付け根部分にできるヒゲ状の色落ち(しわ)のことです。ヒゲは初めはしわとなって一定の場所にあらわれます。

しかし、洗濯をしなかったらずっと同じ位置にしわが出来続けるのでその部分だけが極端にすれていき、しっかりヒゲとして成長していくわけです。

しかも、ヴィンテージジーンズ市場では、この色落ち程度で取引価格が大きく変わるほど付加価値があるほどです。

洗濯を行っても意外と生地がしわの位置を記憶していますが、洗濯を行うとしわが一度リセットされ、しわが寄る位置が若干ズレてしまい、ぼやけたものになってしまうというわけです。

ただ、洗濯をしないと生地が汗で酸化して破れやすくなり、長く穿けなくなってしまいますので、適度な洗濯は絶対に必要です。

まとめ

  • ジーンズは洗濯すると縮むし、伸びる
  • 縮むという影響を受けやすいのは丈とウエストである
  • ジーンズは乾くスピードによって縮み方が変わる
  • 一般的なジーンズは1インチ、リジットは最低でも2インチは縮む
  • ジーンズは5回くらい洗濯すれば縮みきれる
  • ジーンズのヒゲはカッコイイが適度な洗濯は必要

最近は誰でも1本はジーンズを持っているかと思います。ジーンズはその人に合わせて変化していくアイテムです。

私も昔そんなジーンズに出会いました。最近は体型が変わってしまって穿けなくなりましたが…。

ちょっと大げさな言い方ですが、ジーンズはあなたと共に変化してくれるパートナーです。そんなジーンズに出会ってほしいと心から思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました