おしゃぶりをくわえながら眠っている赤ちゃんの姿には、母親だけでなくても、とても癒されますよね。
つい、知らない方にも気軽に「可愛い赤ちゃんですね」と声をかけたくなってしまうほどです。
しかし、全ての赤ちゃんがおしゃぶりをすんなりとくわえてくれるわけではないのが現実です。
「何で?何が気に入らないの?」と嫌がる理由が分からず、困ったママは多いと思います。
実は、私の子供が赤ちゃんの頃に何度も試してみましたが、なかなかうまくいかず
当時は今ほどインターネットも普及していなくて「自分で調べてみよう」という気持ちもなかったため、結果、諦めてしまったのでした。
そこで当記事では、そんな赤ちゃんのおしゃぶりを嫌がる理由を徹底解説していきます。
調べてみると、意外すぎる理由があってビックリしました!
今まさにおしゃぶりを嫌がって困っているというあなたは、ぜひ最後までご覧ください。
赤ちゃんがおしゃぶりを嫌がる理由で考えられること
ではなぜ赤ちゃんはおしゃぶりを嫌がるのでしょうか。いろいろ調べてみた結果、このような理由が考えられます。
味がしない
赤ちゃんは、通常、口の中に何かが入っているときは、母乳ないしミルクを飲んでいると思っています。しかし、おしゃぶりの場合は、いくら頑張っても何も出てきません。
- とてもお腹が空いている
- ミルクや母乳が出てこないのでイライラしてる
- ゴムの味がして嫌
お腹が空いているときにおしゃぶりをくわえさせると、「何も出てこないよ。ミルクが飲みたい!」と、機嫌が悪くなることがあり、おしゃぶりを嫌がることがあるのです。
月齢の低い赤ちゃんには「吸啜(きゅうてつ)反射」といって、口の近くにあるものに吸いつく原始反射があります。
ミルクを飲んでお腹いっぱいになってウトウトしているときにこの吸啜反射を利用しておしゃぶりを吸わせてみるのも一つの方法です。
慣れないうちは吐き出すこともよくありますが、根気強く与えているうちに上手に吸ってくれるようになる可能性が高いと言えます。
おしゃぶりの先に母乳をつけてみると上手くいくこともありますよ♪
赤ちゃんの口のサイズに合っていない
当たり前の理由ですが、同じ月齢でも一人一人、体の大きさは異なり、口の中のサイズも違います。
多種多様なメーカーがあり、おしゃぶりのサイズも「〇〇か月くらいまで」という表示に合わせて購入してもダメなときは、サイズが合っていないと思って良いでしょう。
赤ちゃんの平均体重から月齢を計算して赤ちゃんに最適なおしゃぶりを購入するのも一つの方法です。様々な形や色、大きさがあるので、選ぶ楽しみがありますよね。
母乳育児の赤ちゃん
母乳育児の赤ちゃんの場合、ミルク育児や混合育児の赤ちゃんと違って、ゴムという素材の味に慣れておらず「うわっ、なにこれ?」と感じて吐き出してしまう確率は格段に上がります。
- ゴム臭がして嫌
- 吸い方がわからない
- ゴム・シリコンの感覚が気持ち悪くて嫌
新生児から母乳のみの赤ちゃんにとっておしゃぶりのゴムの感覚は未知のものなので、味やにおい、舌触りに違和感を感じてしまうようです。
生後二か月ごろから先に述べた「吸啜反射」をするようになります。
おしゃぶりを吸わせた初めのころはなかなかうまくいかない事もあるかもしれませんが、あきらめずに根気強く与えると嫌がることなく、咥えてくれる事もあります。
指しゃぶりが好き
母乳を飲むときにママの肌に触れることで安心するように、指も人肌なので安心するのだと思われます。
- 安心する
- 口さみしい
口さみしいならおしゃぶりを、と思うのですが、これがなかなか一番手ごわいかもしれません。指を口から離さないし、離してもすぐ口に持っていきますよね。
指しゃぶりを長く続けることで歯並びが悪くなるとも言われてるので、ママとしては辞めさせたいのが本音です。
それと同時に指に「吸いだこ」ができてしまうことも。なので、無理せず、焦らずに根気強くおしゃぶりを吸わせてみましょう。
ママが焦るとその気持ちが赤ちゃんに通じてしまい、うまくいくものもいかなくなる理由になるので、気持ちにゆとりを持って接してみましょう。
鼻が詰まっている
鼻呼吸がうまくできなくて口呼吸をしている場合は、当然ながらおしゃぶりをくわえることはできません。
- 風邪をひいている
- アレルギーを持っている
このような時は鼻吸い取り機などで鼻詰まりを解消させたり、病気が治ってからおしゃぶりを吸わせてみましょう。
赤ちゃんがおしゃぶりを嫌がるのなら無理は禁物
何に関してもそうですが、嫌がるときに「無理すること」はよくありません。
「おしゃぶりをしてほしい」という思いが先走ってママが行動すると、赤ちゃんはおしゃぶりに対して抵抗したり恐怖心を抱いたりする可能性があります。
味がしないおしゃぶりを嫌がるときは、おしゃぶりの先にミルクや母乳を少しつけるとくわえてくれる可能性があります。
生後二か月くらいからおきるといわれる「吸啜反射」という原始反射を利用してみるのも一つの方法です。
赤ちゃんは体の大きさも人それぞれなので、口の中の大きさも違います。赤ちゃんのサイズに合ったものを選んでみてください。
風邪をひいていたりして鼻詰まりを起こしているなら、無理をせず病気を治して、鼻呼吸を促したうえでおしゃぶりを与えてみましょう。
赤ちゃんの体に合っていない重たいおしゃぶりは、赤ちゃんにとって負担でしかありません。赤ちゃんがつかみやすいおしゃぶりを選んでください。
メーカーによってさまざまな種類のおしゃぶりも販売されていますので、口コミやSNSなども見ながら探すのも一つの方法ですよ♪
おしゃぶりを外されるのを嫌がる子にも注意が必要
ママにとって赤ちゃんを眠りにつかせるお助けアイテムの「おしゃぶり」ですが、このような問題があり、注意も必要です。
- 癖になりやすい
- 発語に影響が出ることがある
- 親子間のコミュニケーションがとりにくい
- 歯並びが悪くなる
おしゃぶりを止めさせようとしても癖になって止められない、という問題です。
おしゃぶりはできるだけ2歳まで、遅くても3歳までに卒業することを目標にしてみましょう。
赤ちゃんがおしゃぶりをくわえている間はパパやママの言葉かけが少なくなりがちになることから発語に影響が出やすくなると言われています。
おしゃぶりで赤ちゃんの口元が隠れているため、赤ちゃんの表情がわからず、気持ちの共有ができず、あやしたり触れ合う機会が少なくなるとも指摘されています。
このことから、赤ちゃんを静かにさせる目的でおしゃぶりを常用しすぎると
- 赤ちゃんがどうして泣いているのかがわからない
- 赤ちゃんとうまくコミュニケーションがとれない
- あやす、触れ合うというスキンシップをどのタイミングでやっていいかわからない
というデメリットが生じ、赤ちゃんに影響を与えると懸念されています。便利なものでも、使いすぎには注意ですね。
まとめ
- 赤ちゃんがおしゃぶりを嫌がる理由はさまざまある
- おしゃぶりを嫌がるときは、おしゃぶりの先にミルクや母乳をつけてみる
- 吸啜反射を利用する
- 口の大きさに合ったおしゃぶりを与えてみる
- 風邪をひいて鼻詰まりを起こしているなら、病気が治ってから
- 軽くて赤ちゃんがつかみやすいものを選ぶと嫌がることがなくなる可能性もある
赤ちゃんグッズだけでなく、どんなグッズも使い方次第で良し悪しはあります。
おしゃぶりは歯並びに悪影響を及ぼすと言われていますが、必ずしもおしゃぶりが理由であるとは言い切れません。
節度を守って赤ちゃんとの楽しい時間を共有していれば、おしゃぶりはとても良いお助けアイテムになること間違いなし、だと思います。
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