みりんの代用にはちみつが使える!切らしていても走らなくて大丈夫!

こんな経験ありませんか？私もこんなときはあきらめてスーパーに買いに走るなんてことがありました。

買いに走るのをちょっと待ってください！他の調味料を使用してみりんの代用ができるのをご存じですか？その一つに「はちみつ」が使えるんです！

みりんの代用は、はちみつだけでなく他の調味料などでもできますよ。

はちみつや他のもので代用できることを知っていれば、みりんを切らしていても急いで買いに走らなくても良いですよね！

それではみりんを切らしたとき他のものでどのように代用していくのか詳しく説明していきます。

みりんを切らしたときの代用にはちみつが使える！

みりんを切らしているとき、はちみつで代用できます！

はちみつには甘みとコクがあり、色味も琥珀色をしているため、よりみりんのような味わいと見た目に近づけることができます。

はちみつだけをみりんの代用として使うこともできますが、アルコールを加えるとより近づいたものになります。

みりんの代用としてはちみつを使う場合の分量の目安はこちらになります。

甘みは強くなりますが、角がなくやさしい丸みのある味に仕上げることができます。また照り、ツヤを出すというみりんの役割もしてくれます。

はちみつは砂糖よりも糖質が低いため、糖質制限している時にもおすすめです。

みりんの特徴と代用できる他の調味料の紹介

「みりん」はレシピによく出てくる調味料で、ご家庭で良く使うものであると思いますが、どのような役割があるかご存じですか？

みりんとはどんな特徴があるのか、またみりんを切らしてしまったとき、はちみつ以外でも代用できる調味料があるのでご紹介していきます。

家庭にある様々な調味料で代用できることを知っていれば、もうみりんがなくても困ることがなくなりそうですよね。

みりんとは?

みりんはもち米、米こうじ、焼酎を原料として製造される「酒類」です。

戦国時代では、みりんは調味料ではなく高価なお酒として飲まれていたそうです。調味料となったのは江戸時代です。

調味料として広く使用され、料理にまろやかな甘みやコクを出したり、照りツヤを出してくれる、日本料理には欠かせない存在です。

一口にみりんと言ってもスーパーに行くと、「本みりん」「みりん風味調味料」などと名前も値段もさまざまですよね。それぞれの違いについてはこちらです。

種類	原材料	アルコール度数	特徴
みりん （本みりん）	もち米 米こうじ 焼酎	14％前後	伝統的な製法は長期間かけて作られ乙類焼酎が 使われるのに対し、工業的な製法では40～60日 で作られ甲類焼酎が使われる。「酒類」として 扱われる。
みりん風味調味料	米こうじ、米 水あめ、ブドウ糖 酸味料	１％未満	みりんより甘みが強く、アルコール分が少ない ため加熱しない料理にも使うことができる。
発酵調味料 （みりんタイプ調味料）	米こうじ 水あめ	５～14％程度	飲用できないように食塩が使われており、 「酒類」ではなく「調味料」として扱われる

スーパーのみりんのコーナーに置いてあるものには、このような違いがあるのですね。

「みりん」は３種類の中でその製法から酒類に分類されるため、一番高価になります。

みりん風味調味料、発酵調味料は調味料に分類され酒税がかからないため低価格で購入できます。

みりんの調理効果

みりんは料理にさまざまな効果をもたらすものです。みりんの主な役割は以下５点になります。

＜1.臭みを消す＞

みりんを加熱してアルコールが飛ぶ際に食材の臭みを一緒に蒸発させます。

肉や魚の臭みを消す効果があるので、煮豚や魚の煮つけではみりんを使うことでより美味しく仕上げることができます。

＜2.まろやかな甘みを出す＞

みりんの甘味はブドウ糖やオリゴ糖などの数種類からできており、砂糖のストレートな甘さではなく、まろやかな優しい甘みを出してくれます。

またアミノ酸が含まれているためコクやうま味を出すことができます。

＜3.味をしみ込ませる＞

みりんに含まれるアルコール分が食材にしみこむときに他の調味料も一緒にしみこませるので、味がしっかりとつきます。

調理の初めからみりんを入れて食材を煮込むことで、味がしみたおいしい煮物を作ることができます。

＜４.煮くずれを防ぐ＞

みりんには糖分とアルコール分が含まれており、食材に含まれるでんぷんの流出を防ぐ効果があります。

野菜の煮物を作る際に煮くずれをふせぐことで見た目も美しく仕上げることができます。

＜5.照りツヤを出す＞

照りツヤを出す効果があり、見た目もおいしく仕上げることができます。

調理の最後に入れることで照りツヤをより出すことができます。しょうゆと合わせた照り焼きにおすすめです。

砂糖＋日本酒での代用

みりんを代用するとき、糖分＋アルコールで代用できます。

砂糖＋酒を利用してみりんに含まれる甘味とアルコール分を代用します。

二つ合わせたら砂糖のざらつきがなくなるまでよく混ぜ合わせましょう。

日本酒は塩分が含まれない清酒を使うようにしましょう。

日本酒がない場合、アルコール度数が同じくらいの白ワインでも代用することができます。白ワインは酸味があるので日本酒を使用するときよりもさっぱりと仕上げることができます。

料理酒は塩分が含まれているので、使うと料理自体の塩分量が多くなってしまいすし、味も変わってしまいます。

水あめ＋梅酒での代用

みりんのアルコール分を代用するには日本酒が万能ですが、梅酒もおすすめです。

梅酒はアルコール度数が高いのであらかじめ加熱してアルコール分を飛ばしておくと良いです。

梅酒だけだと照りを出すには弱いため、照りを出したいときは水あめを合わせるのがおすすめです。フルーティな甘みをだすことができます。

水あめはみりんタイプ調味料にも配合されているものです。しかし一般家庭に水あめが置いてあることは少ないため、手軽に代用できる方法ではないです。

コーラ

アルコールは含まれませんが、コーラもみりんの代用として使うことができます。コーラには砂糖とカラメルが含まれており、みりんの甘味とコク、照りを出すことができます。

炭酸が含まれているので、スペアリブや角煮などの肉料理ではお肉がしっとり柔らかくなります。

めんつゆ

めんつゆはしょうゆ＋みりん＋砂糖でできていて、コクやうまみを出します。

めんつゆは規定量を水で薄めます。砂糖やしょうゆを加えることで照りを付けることができます。

親子丼や肉じゃがには、十分に代用できますよ！私もお手軽なめんつゆを良く使いますよ！すぐに味が決まるので便利ですよね！

みりんを代用したもので作る種類別おすすめ料理

みりんがなくても一般の家庭に常備してあるものなどで代用できることがわかりました。みりんを代用して作るおすすめの料理をご紹介していきます。

はちみつ＋酒で代用のおすすめ料理

みりんの特徴の照りツヤを出すには、はちみつ＋酒の代用が適しています。

砂糖よりもカロリーが低く、優しい甘さを出すことができます。照りが決め手のお肉や魚の照り焼きにおすすめです。

照りツヤが良く出ると見た目もきれいに仕上がりますし、食欲もわきますよね。他にもブリの照り焼きや、きんぴら、から揚げなどもおすすめです。

砂糖＋酒で代用のおすすめ料理

砂糖＋酒の代用は煮物料理です。甘みをしっかりつけたい場合や、お肉を柔らかく仕上げたい場合はおすすめです。みりんでなくても甘みとコクをだすことができます。

砂糖と酒でみりんを代用する日本料理店もあるとのことです。砂糖は上白糖でもOKですが、きび砂糖や三温糖のほうがコクや深みを出せますよ。

砂糖はどの家庭でも常備していることが多いので、代用しやすいですよね。

色どりが良く味がしみたおいしい肉じゃがになりますよ♪ぜひおためしください。他にも煮つけや親子丼、牛丼などでも砂糖＋酒の代用がおすすめです。

コーラで代用のおすすめ料理

コーラには砂糖とカラメルが含まれているため、甘みとコク、照りを出すことができます。

また炭酸が含まれるためお肉の煮込み料理に利用すると柔らかく仕上げることができます。

香料が含まれるため料理の味が濃いものに利用すると良いです。

お肉がお箸で切れるほど柔らかくなり、味もよくしみておいしいですよ！

他にも豚の角煮、牛丼にもみりんの代用にコーラを使用するとおいしく作れます。

まとめ

• みりんを切らしたときはちみつで代用するときは日本酒と合わせると良い
• はちみつには甘みとコクがあり、色味も琥珀色をしているため、よりみりんのような味わいと見た目に近づけることができる
• みりんはもち米、米こうじ、焼酎を原料として製造される「酒類」である
• みりん風未調味料、発酵調味料はアルコール分が低く酒類に分類されず、低価格で購入できる
• みりんには臭みを消す、まろやかな甘みを出す、味をしみこませる、煮くずれを防ぐ、照りツヤを防ぐという効果がある
• みりんははちみつ以外にも砂糖＋日本酒、水あめ＋梅酒、コーラ、めんつゆで代用できる
• 照り焼きやきんぴらを作るときははちみつ＋酒で代用するのがおすすめ
• 肉じゃがや親子丼などの煮込み料理を作る場合は砂糖＋酒で代用するのがおすすめ
• コーラは砂糖とカラメルが含まれるので甘み、コクが出せる。また炭酸が含まれるため肉の煮込み料理では柔らかく仕上げることができる

みりんは代用がきくものなので、スーパーやコンビニに買いに走る前に家にあるもので何か代用できないか探してみてください。

また海外生活をしているなど、みりんが手に入りにくい場合にも代用方法を知っておくと和食が食べたくなった時に便利です。

色々な方法を知っておけば、みりんを切らしていても焦ることなく食事の準備ができますよね。いざというときにはぜひお試しくださいね。