気温が高くなってくると家の中で飛び回ることが多くなるコバエ。

うっとうしいワン!
顔の前を飛んで行ったり、料理にも寄ってきたりして不衛生で気分が悪くなります。
それにコバエって小さいし素早くて1匹ずつ退治するのはかなり困難でイライラします。また虫嫌いの方はできるだけ虫と遭遇することを避けたいですよね!
キッチンや食卓、また家族が集まるリビングなどでは殺虫剤を使用するには抵抗がある場所もあります。
そんなコバエ対策にアロマが使えます。コバエが嫌いなアロマの香りを使うことで、コバエを寄せ付けない効果が得られます。

アロマでコバエ対策ができるなんてステキ!!
この記事ではコバエ対策で使えるアロマの種類や使いかた、コバエの退治方法をご紹介していきます、是非お読みください。
コバエ対策に使えるアロマの種類や使い方は?
コバエ対策にアロマを使うことができます。それはコバエが嫌いなアロマの香りによってコバエが寄り付かなくなるという効果があるためです。
私は好きな香りのアロマを寝室で使っています。リラックス効果があり、良い気分で眠りにつくことができます。
私のようにリラックスなどの健康効果のために自宅でアロマを使用しているという方は多いのではないでしょうか?
自分の好きな香りのアロマでコバエ対策ができたら一石二鳥ですね!
コバエはなぜアロマの香りが嫌いなの?
コバエが嫌いなアロマの香りはハーブ系の植物の香りがするアロマです。
自分で動くことのできない植物は葉を虫に食べられたり枯れてしまうことを防ぐためにニオイを作ります。これが忌避効果と言います。
植物の香り成分を濃縮したものがアロマオイル(精油)になります。
植物の忌避効果(きひこうか)という虫よけの作用をアロマを使用して行うことができるのです。
コバエ対策ができるアロマオイル(精油)をご紹介していきます。
〈ペパーミント〉
スッとした清涼感のある爽やかな香りで、歯磨き粉やガムにもよく使われています。
コバエだけでなく蚊やゴキブリ、クモ、アリなどの忌避効果があります。
お部屋の消臭対策にも使えます。他にはリフレッシュ効果、花粉症・鼻炎の改善 消化器系の不調の緩和などがあります。
〈ゼラニウム〉
ピンク色の花を咲かせる植物で香水やせっけんに使われています。シトロネールというという芳香成分が含まれるため、虫よけに効果的です。
メンタルケアや自律神経のバランスを調整したり、皮膚の障害に活用できスキンケアとしても良く使われています。
〈シトロネラ〉
イネ科の植物、レモンに似たような柑橘系の香りは防虫効果があります。コバエだけでなく蚊にも効果的。
汗のにおいや体臭を防ぐデオドラント効果にも優れています。鎮痛作用、強壮、リフレッシュ効果も期待できます。
〈ユーカリ〉
コアラが好きな葉として有名ですね。穏やかで優しい香りで使いやすいです。清涼感がありリフレッシュ効果や集中力を高める効果があります。
抗菌、抗ウイルス作用、鼻水や喉の痛み咳を鎮めてくれます。
〈ラベンダー〉
アロマテラピーでは代表的な香りですね。フローラル調でフレッシュな香りです。万能精油とも言われており鎮痛、抗菌、リラックス効果が高いです。
ストレス緩和や快眠、感染対策にも使用できます。
コバエ対策のアロマの使用方法
アロマオイルは精油を利用するようにしましょう!ボトルに「精油」「エッセンシャルオイル」 「100%アロマオイル」などと記載されているものが天然成分100%の精油です。

100円均一に置いてあるものなどは合成香料が含まれているもので精油ではありません。精油は無印良品やニトリなどで手に入りますよ!
コバエ発生源に小皿をおきアロマオイルをたらしたり、ガーゼにしみこませて置いておくという方法があります。
またディフューザーやアロマストーンを使用したりすることでも効果があります。
アロマオイルを使用したスプレーも簡単に作ることができ、気になる箇所に直接スプレーすることができ便利ですよ。
<準備するもの>
- 精製水45ml
- 無水エタノール5ml
- アロマオイル(精油)
- スプレーボトル
- 小さめの容器
<作り方>
①小さい容器に水と無水エタノールを入れ混ぜ、アロマオイルを15滴程入れ混ぜる
②混ぜ合わせたものをスプレーボトルに入れる

お部屋でアロマを使うと虫よけ対策だけでなく、消臭やリラックスなどの健康効果も期待出来て嬉しいですね!
虫が気になる時期に虫よけ効果のあるアロマを試してみてはいかかでしょうか。自分が好きな香りを是非見つけてみてください!
アロマオイルを使用したコバエ対策は忌避効果を利用するためで、コバエを死滅させることはできません。
また猫はアロマオイルをうまく代謝できないため中毒症状を起こしてしまいます。猫を飼っている方は注意してください。
コバエ対策にめんつゆが使える?ニオイ効果で退治!
コバエが嫌いなニオイはハーブ系の植物のニオイがするアロマで、忌避効果によって対策ができることが分かりました!
コバエには逆に好きなニオイもあります。コバエはそのニオイに引き寄せられ家の中に入ってくるのです。
コバエはどんなニオイが好きなの?
- 生ごみのニオイ
- 果物などの甘いニオイや甘酸っぱいニオイ
- 汗をかいたときの体のニオイ
- アルコールによる発酵したニオイ
コバエが好きなニオイは様々なものがありますが、ニオイが強いものに寄ってくる傾向があります。このニオイを抑えることでコバエ対策をすることができます。
それでも自宅に入り込んでしまったコバエを退治するために、コバエの好きなニオイを利用した対策があります。
自宅でできるめんつゆを使ったコバエトラップ
めんつゆは甘くてニオイが強いためコバエを寄せ付けます。このニオイに寄ってきたコバエを窒息させて退治する方法を利用したのがめんつゆトラップです。
コバエには腹部に気門という呼吸をするための器官があります。普段は水をはじいて呼吸を妨げないよう、油膜で覆われています。
食器用洗剤に含まれる界面活性剤で呼吸器官の油膜をはがし窒息させて退治します。
<準備するもの>
- 容器 (ペットボトルを切った底の部分、紙コップ、プラスチック容器など)
- めんつゆ
- 水
- 食器用洗剤(界面活性剤入り)
コバエは反射した光や明るい色の物に寄ってくる習性があるので、容器は透明か白色が良いです。
食器用洗剤は界面活性剤入りであれば何でもOKですが、柑橘系の香りの方が効果が高いです。
<作り方>
①容器の3分の1までめんつゆを入れる
②めんつゆと同量の水で薄める
③台所用洗剤を3~5滴垂らして、楊枝などで軽く混ぜる
めんつゆトラップはコバエの集まりやすい場所に置きしましょう。生ごみや三角コーナー、ゴミ箱の近くがおすすめです。
効果は長く続きますが1週間ほどを目安に処分しましょう。それ以上置いておくと腐敗したコバエの死骸に新たな卵を産み付けられ逆に繁殖してしまいます。
めんつゆトラップを捨てるときは古い新聞紙などで液体の水分を吸い取り、ビニール袋で密閉してゴミに出しましょう。容器は自治体の分別方法に従って捨ててください。
トラップ内に卵が産み付けられている場合、流しに捨てると排水ネットや排水口に卵が残りそこにコバエが発生してしまいます。
めんつゆトラップが効かないときはアルコールやお酢などの別の液体を利用しても良いです。
もしくはめんつゆを原液で使ってみるのも良いです。ただし薄めるよりもニオイが強くなるためゴキブリなどの別の虫を寄せ付けてしまう可能性があるので注意してください。
コバエ対策におすすめ!家の場所ごとの退治方法を解説!
コバエは外から家の中へ侵入してきます。体が小さいため屋外の室外機や換気扇、網戸のわずかな隙間からでも侵入してきてしまいます。
またコバエは一生に数百万個産卵し繁殖力が強いうえ卵から成虫するまでの期間が2週間程度と短いため大量発生になることもあります。
コバエというのは総称であって実際にはとてもたくさんの種類がいます。その中でも家の中で発生するコバエは主に4種類います。
種類 | 特徴 | 生息場所 |
ショウジョウバエ |
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生ごみに発生し、特に腐った果実を好みます。酒やワインなどのアルコール類やみりんや酢などの調味料を好みます。
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ノミバエ |
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腐った植物や生ごみを好む。生ごみは特に肉や野菜に寄り付きます。食品や動物のふんに潜り込んで産卵するので、食品衛生上問題視されている。 |
キノコバエ |
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腐った植物の周りを好む。観葉植物の腐葉土に卵を産み付けるため、成虫が室内に発生する。 |
チョウバエ |
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お風呂や台所、排水回り下水管などのヘドロから発生する。トイレ、洗面所にも生息する。 |
それぞれ特徴があるため発生しやすい場所での対策をしていきましょう。外から侵入を防ぎ、発生源ごとのおすすめの対策をご紹介していきます。
外からのコバエの侵入を防ぐ
玄関や窓は開けっぱなしにはせず、窓は網戸をするようにし外からの侵入を防ぎましょう。
網戸の網目はコバエより大きい蚊や一般的なハエなどは侵入を防げますが、コバエは小さいため網目から侵入できます。
細かい網目の網戸への交換したり、また網戸が歪んでいると隙間から入ってきてしまうためにしっかり取り付けられているか確認しましょう。
玄関やベランダ網戸の近くに吊り下げ式の防虫剤を取り付けたり、ご紹介したアロマスプレーをカーテンに振りかけたりするのもおすすめです。
換気扇やエアコンの室外機のドレンホースからもコバエが侵入する場合もあります。
換気扇や通気口は目の細かい金網を取り付けたり、ドレンホースは口を目の細かいネットなどで覆うと侵入できなくなりますが、とれないようにしっかり固定しておく必要があります。
キッチンやリビング
キッチンによく集まるコバエはショウジョウバエやノミバエです。生ごみが残りやすい排水口や三角コーナーを好みます。
生ごみをそのままにしていると雑菌が繁殖し、ヌメリやヘドロが生じそこにコバエが卵を産み付けてしまいます。
コバエを寄せ付けないためには、こまめなそうじでヌメリやヘドロの汚れをしっかり落としましょう。置き型の防虫剤やめんつゆトラップの使用もおすすめです。
またゴミ箱にもショウジョウバエやノミバエがよく集まります。ゴミ箱は密閉できるフタがついているものを選ぶと良いでしょう。フタに取り付けられる防虫剤もあります。
また飲み物が入っていたペットボトルやビン、缶などにも集まりやすいです。捨てる場合はしっかり中を洗って、蓋つきのゴミ箱に入れておきましょう。
リビングでは食べ残しや、飲み残しを置いたままにしないようにしましょう。リビングや、寝室ではご紹介したアロマを使用することをおすすめします。
お風呂場やトイレ
チョウバエが集まりやすいです。特に排水口や排水管に集まりやすく、ヘドロ汚れや皮脂汚れに卵を産み付けます。これもこまめに掃除をすることで予防ができます。
排水口や排水管は定期的に汚れをしっかり落とし、塩素系洗剤を使用すると良いでしょう。
トイレではご紹介したアロマ使用をすると良いでしょう。空間が狭くニオイがいきわたりコバエ対策に有効ですよ。
観葉植物
室内で観葉植物を育てている場合はキノコバエが集まりやすいです。植物が腐っていたり腐葉土を使用していたりするとキノコバエが寄ってきます。
腐葉土に卵を産み付けられる場合もあるので注意が必要です。
観葉植物にコバエが発生する場合は一度土を入れかえるようにしましょう。
観葉植物を腐らせないよう水はけに気をつけ、換気の良い場所に置いておくなど適切な環境を保つ必要があります。
まとめ
- コバエ対策に忌避効果のある植物のアロマの使用が有効である
- コバエ対策で使えるアロマはハーブ系のアロマの香りでペパーミントやゼラニウム、シトロネラ、ユーカリ、ラベンダーがある
- コバエ対策のアロマオイルは合成香料の入っていない精油を使用する
- コバエが好きなニオイは生ごみ、腐った果実や植物、アルコール類などのニオイが強いものである
- めんつゆトラップはニオイでコバエを引き寄せ、窒息させることで退治することができる
- 自宅で発生するコバエは4種類で好む場所もそれぞれ違う
- コバエは外から家の中に侵入するため外から対策をする
- 家の中で発生するコバエの特徴と発生しやすい場所ごとに合ったコバエ対策を行う
コバエ対策にアロマが有効であることが分かりました。殺虫剤を家の中で使用せず、自然の香りでコバエ退治ができるなんて良いですよね。
また虫よけだけでなく、アロマでリラックスなどの健康効果も期待出来てうれしいです。是非お好みの香りのアロマを見つけて試してみてくださいね!
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