煮込み料理や、鍋料理をした時に高確率で現れるアク…。
料理の見栄えも良くないので、お玉を使って少しずつ取り除く作業がとても面倒に感じていませんか?
牛肉料理をすると必ず現れるアクを撃退する為に、キッチンで悩める腰痛と戦いながらアク取りをしているそこのあなた!

悩める腰痛の救世主があなたのキッチンにも隠れているかもしれません…。それは、アルミホイルです!!
お玉の代わりにアルミホイルを代用すれば、今まで面倒に感じていたアク取りを、簡単に済ませる事もできますし、料理の時短にもなりますよ!
実は、アク取りが必要と思える理由も存在しているのです。
今回はアク取りの代用品となるアルミホイルの使い方や、アルミホイル以外にも使えるもの、アク取りが必要な理由、そして簡単なアク取り方法を紹介していきたいと思います!
アク取りの代用品にはこれを使えば間違いなし!
突然ですが!!アク取りをする時、皆さんは何を使いますか?
アク取りシートを利用する事もあれば、お玉で掬う(すくう)事もあるでしょう。
しかし!!手頃に用意できる物を代用して、一気にアク取りが出来るのです。
アク取りにアルミホイルを使えば簡単にアク取りができます!
アルミホイルを使ったアク取りの手順はとても簡単です♪
- アルミホイルを軽くクシャクシャに丸める
- 丸めたアルミホイルを広げる
- 蒸気逃しの為に真ん中に穴を開ける
- 鍋(フライパン)に乗せる

たったこれだけの手順でアク取りが出来るなんて、ズボラな私も大助かりです!
私も実際にアルミホイルを代用してアク取りを試みたのですが、しっかりとアク取りができました♪
それでは、アク取りにアルミホイルを代用したいと思える理由にも触れていきますね。
アク取りにアルミホイルを勧める二つの理由
私がアク取りの代用品としてアルミホイルを勧める理由が二つあります。
一つは、アク取りシートと比べると圧倒的にコストパフォーマンスが良いからです♪
これに尽きると言っても過言はでないくらい、アルミホイルを使ったアク取りはコストパフォーマンスが良いです。
そしてもう一つは、アルミホイルを使ってアク取りをするメリットに注目です!
もちろん、デメリットもありますが、それ以上にメリットとなるポイントが魅力的だったので、そちらも解説していきます。
アルミホイルを使った時のコストパフォーマンスを比較
アルミホイルを使ってアク取りをした場合と、100均のアク取りシートを使ってアク取りをした場合のコストパフォーマンスを比較してみました!
ちなみにアルミホイルは私がAmazonで購入している〈三菱アルミニウム 三菱ホイル〉(2021/12/28現在)と比較しております。
値段(税込) | 容量 | 使用する分量 | 一回あたりのコスト | |
アルミホイル | ¥100 | 15m(幅25cm) | 25cm | ¥1.6 |
100均のアク取りシート | ¥110 | 12枚 | 1枚 | ¥9.1 |

一回あたりのコストの差に注目してみてください!
驚きのコスパの良さに惹かれたので、アク取りの代用品にはアルミホイルをおすすめしたいと思います♪
アルミホイルを使った時のメリットとデメリット
まずは先にメリットとなる部分から紹介していきます!
- 捨てる時に汁が垂れない
- 捨てる時に熱くない
- 適度に旨味=脂を残してくれる
- アルミホイルはアク取り以外にも使える
アルミホイルは熱伝導率が高いので、熱しやすく冷めやすい性質を持っています。
そのため、火傷の心配が少なく、捨てる時に汁が垂れる心配もありません。
アルミホイルはアク取り以外にも用途があり、例えば衣類にアイロンがけをする時の便利アイテムとしても使えます。
あまりにも万能すぎてビックリしてしまうアルミホイルの活用方法も是非調べてみてくださいね♪
続いて、アルミホイルでアク取りをした時のデメリットとなる部分にも触れていきます!
- 脂が残る
アルミホイルでアク取りをすると、全てのアクを綺麗に取り除く事が出来ませんが、旨味成分となるアク=脂が多少残ります。
そのため、ダイエットなどで脂質を制限している場合には、アクも油も取れるシートなどを使う、もしくはお玉で綺麗にアクを掬う(すくう)必要があります。
アク取りが必要だと伝えたい理由はコチラ!
結論から言うと、アクを取るのと取らないのとでは料理の出来が違うと言っても過言ではありません。

カレーやシチュー、また鍋などのスープを楽しむ料理を作る際は、アク取りをする事によって濃い味になりますよ♪
さらに、味にまとまりが出るので、後味の深い逸品にもなります!
アクの出やすい食材を使った料理を作る際には、アク取りは必要となる事間違いなしです!
そもそもアクとは、何が成分となっていて、加熱したり、調理したりすると何故出てくるのか、ご存知でしょうか?
アクには動物性と植物性の二種類のものがあります。
動物性のアクの成分は、肉や魚に含まれるタンパク質やビタミン、そして血液です。
とくに、肉のアクは血液などが固まったものが大部分の成分となっている為、牛肉のような赤身の方が、よりアクが出易くなっています。
そのアクが加熱し続けると酸化して臭みとなり、料理の味に影響が出て、スープや汁が濁ったり出来上がりに雑味が残ったり、その雑味が味のまとまりを邪魔してしまいます。
そして、植物性のアクの成分は、外敵から身を守る一部分でできているとされています。
加熱調理することによって、苦味、渋み、臭みの元となるアクとなって現れるのです。
アクの強い野菜を調理する際には、事前にアク抜きをする事によって料理の手間を省く事ができます。
アクの強い野菜と聞いて思い浮かべるのは、ワラビ、レンコン、ホウレン草、さつまいも、たけのこなど…。
それぞれの野菜によってアク取りの方法が異なりますので、アク取りが必要になった際には是非調べてみてくださいね♪
アク取りを簡単にする為の方法はなにがある?
アク取りの代用として、アルミホイルを紹介しましたが、作る料理によってアク取りの方法を変えてみるのも良いかもしれませんね♪
コスパ最強なのはアルミホイルですが、アクと油を綺麗に取り除くならアク取りシートを利用してみたりするのも良いですよ。
また、鍋料理を作る時には、お玉やすくい網を用意して丁寧にアク取りするのも良いですね。

私の実家ではしゃぶしゃぶや、すき焼きをする時はいつも父がお玉でアク取りをしてくれました♪
それでは、簡単にアク取りをする為の道具三種類を、使い方と一緒に解説していきたいと思います。
アク取りシート
- 材料、水を入れたらその上に被せる
- 30分程度煮込んだらアク取りシートを取り出す
たったこれだけの手順で簡単にアク取りをする事ができます!
煮込み始める前からシートを被せるのが最大のポイントです。
煮込んでいる最中に浮いてきたアクや油をシートが吸収し、煮汁に戻さないようにしてくれます。
カレーやシチューなど、煮込み料理をする時のアク取りに重宝してくれる事間違いなしですね♪
お玉やすくい網
- ボウルに水を張り、お玉(すくい網)を準備する
- 鍋の縁にアクが出てきたら、一度強火にする
- アクが集まってきたらお玉(すくい網)を使ってアクを取る
- すくい取ったアクは用意しておいたボウルの水で洗い落とし、お玉(すくい網)が綺麗な状態で次のアク取りをする
- アク取りが完了するまで3、4を繰り返す
ここでのポイントは、一度強火にすることによってアクが集まってきます。
そうする事によってアク取りが簡単になるので、アク取りの前に一度強火にしてアクを集めてからお玉やすくい網を使用しましょう。
キッチンペーパー
- アクが出た鍋にキッチンペーパーを広げて入れる
- 菜箸でつついて隙間を無くし、水面に広げる
- キッチンペーパーを菜箸で摘んで取り上げる
これだけの手順で簡単にアク取りをする事ができます。
ただ、キッチンペーパーを使ってアク取りをした場合は、捨てる時に汁が垂れる難点があります。
まとめ
- アルミホイルでアク取りができる
- アルミホイルはコスパ最強の代用アイテム
- アク(脂)は旨味成分なので適度に残すと美味しい
- 完全にアクを取り除くにはお玉で掬ったり(すくったり)するといい
- アクを取らないとでは料理の出来が違う
- 肉や魚には臭みの原因となるタンパク質などが多く含まれる
- アク取りが必要な野菜は事前にアク抜きをするといい
- アク取りシートを使う時は煮込み始める前からシートを被せる
- お玉やすくい網を代用する時は水を張ったボウルで洗い落としながらアク取りをする
- 一度強火にするとアクが集まり取りやすくなる
- キッチンペーパーを代用してもアク取りは出来るが捨てるときに汁が垂れる
旨味成分も入っているアクですが、漢字でアクを灰汁(はいじる)と書きます。
いかにも体に悪そうな響きで、美味しくなさそうですね…。(笑)
私も今回、カレーを作って食べ比べてみたのですが、一目瞭然でした!
アク取りをするとしないとでは、料理の出来に大きな差が出ます。
少し面倒だなと感じていたアク取りですが、アルミホイルを使って簡単にアク取りをする事が出来るので、是非実践してみてくださいね♪
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