お米の保存は袋のままにしないで!密閉容器に入れて冷蔵庫がベスト! 

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ぎゃ~!お米の袋の中に虫が!!

みなさん、こんな経験ありませんか?私もお米を袋のまま保存していて数回このような経験をしてしまいました…。せっかくのお米が台無しで悲しくなりました。

お米の袋には通気用の小さな穴があり、袋のまま保存しておくと酸化し劣化してしまいお米の味が落ちてしまいます。また虫やカビを発生させてしまう原因となります。

そのため未開封であっても袋のまま常温で長期間置いておくのはNGです。

どのようにお米を保存したらおいしく保てるの?

お米は購入し持ち帰ったあと、なるべく早く密閉できる容器に移し替えて冷蔵庫に保存するのがベストです。

正しい保存の方法を知り、お米をおいしく食べましょう!お米の保存するときのポイントを説明していきます。

お米の保存は袋のままにしないで密閉容器に入れよう!

お米を購入して自宅に持ち帰ったあと、どのように保存していますか?

一度に購入する量は5㎏や10㎏の袋が多いと思いますが、一般家庭では一度で食べきれないことがほとんどですよね。

購入したお米の袋を開けて炊く分を取り分けたあと、袋のまま開け口だけを閉じてそのままキッチンなどに置いたままにしていませんか?

お米は袋のまま保存するのはNGです!密閉容器や密閉袋に入れ、冷蔵庫に保存しましょう!

お米の保存はなぜ袋のままではなく、密閉容器に入れた方が良いの?

お米は生鮮食品です。乾物と思われがちですが、野菜などと同じでおいしく食べられる時期は意外と短いのです。

精米した日から徐々に酸化し、劣化するため味が落ちてしまいます。そのためなるべく早く食べきることをおすすめします。

お米の袋には通気用の小さな穴が開いていることが多いです。

酸化がどんどん進んでしまうだけでなく、その小さな通気用の穴から虫が入ってくることがあります。穴がなくても、袋を破って中に入る混むこともあります。

また湿気の多い場所ではカビの原因となることもあります。お米はにおいも吸収しやすいので、カビや強いニオイものと一緒におくとニオイがうつることもあります。

そのためお米は袋のまま保存しておかないようにしましょう!密閉容器に移し替えるか、密閉袋に入れて保存しましょう!袋ごと密閉容器に入れてもOKです。

ご家庭で毎日炊く分を容器や、袋に分けておくと毎日計量しなくて済むので時短にもなりますよ!

密閉保存容器

密閉保存容器は100円ショップやホームセンターなど手に入りやすく、サイズ展開も豊富なので、ご家庭に合ったものを選べます。

透明のものだと中身が容易に確認でき、重ねて保存することができるというメリットもあります。

お米を使い切ったら保存容器は洗剤で洗い清潔にしましょう。古くなったお米のカスやお米の破片、米の糠(ぬか)などに虫がわいてしまうこともあります。

手入れしやすいような形状のものを選ぶようにしましょう。大きめのものを使用し袋のまま保存容器に入れてもOKです。

ジッパー付き保存袋

ジッパー付き保存袋は、お米を1回に炊く分に分けるのに便利です。

保存容器を使用するよりも場所を取らないので、冷蔵庫のスペースに限りがある場合や、一人暮らしなどでお米を買う量が少ない場合は便利な方法です。

袋に入れたらなるべく空気をぬき、しっかりとジッパーを閉めましょう。

洗ったり、乾かしたりしにくいため繰り返し使うことができないのがデメリットです。

一度使ったら新しいものを使用するようにしましょう。

ペットボトル

ペットボトルは冷蔵庫に立てて保存することができ、管理しやすいです。

空いたペットボトルを使用します。お米にニオイが移ってしまうため、ジュースやコーヒーなどニオイが強いものが入っていたものは避けた方が良いです。

ペットボトルはきれいに洗い、完全に乾かしたものを使用しましょう。

お米を注ぐときは「ろうと」を使用すると便利です。お米を入れたらキャップをしっかり閉めて保存しましょう。

米びつを使用するときは

お米専用の保存容器「米びつ」は、最近では様々な素材のものが販売されています。

現在はプラスティック製のものが多いですが、ガラス、ホーロー、桐などの素材のものもあります。

米びつはサイズが大きいため冷蔵庫に入れると場所をとってしまうため常温保存になることが多くなります。

常温保存は米にとって適した環境とは言えないのでおすすめできませんが、どうしても米びつに入れて常温保存するときは日の当たらない、比較的涼しく湿気の少ない場所に置きましょう。

桐の米びつは湿気を取り除いてくれる効果もあります。

お米の保存場所は冷蔵庫の野菜室がベスト!その理由は?

前述したようにお米の保存する場所は常温ではなく冷蔵庫が適しています。

私はこれを知る前に袋のままキッチンの冷蔵庫の横に置いていたり、シンクに置いていたりしましたが、この場所は両方NGです。

案の定お米に虫がついてしまいました…。

またお米の保存は密閉容器に入れた後は、冷蔵庫の野菜室に入れておくのがベストです。

なぜ野菜室が良いのか、その理由について説明していきます。

お米の保存にはなぜ野菜室が適しているの?

お米を美味しく保てる環境は以下の3つの条件が当てはまる場所です。

  • 温度10~15℃
  • 湿度60%前後
  • 直射日光が当たらない

お米は20度以上になると虫がつきやすくなります。10~15℃に保つことで、虫がつきにくくなるのと、酸化するスピードを遅らせることができます。

そのため夏場の常温保存ではこの温度を保てないので特に注意が必要です。

湿度が高すぎるとカビが発生する原因となります。逆に低すぎてもお米の水分が抜けて乾燥してしまうため味が落ちることがあります。

お米は生鮮食品のため直射日光に当て続けると劣化してしまいます。野菜と同等と考え冷暗所で保存するようにしましょう。

以上の3つの条件に当てはまり、季節を問わずお米にとって良い環境に保てるのが冷蔵庫の野菜室なのです。

冷蔵室はダメなの?

お米の保存は冷蔵室でも問題はありませんが、注意する点がいくつかあります。

冷蔵庫の冷気の吹き出し口付近には置かないようにしましょう。吹き出し口から出てくる冷気でお米が乾燥してしまう可能性があるのです。

また冷蔵室は一番よく開かれる場所であり、扉付近やドアポケットでは温度変化が生じやすくなりますので避けた方が良いです。

また冷蔵室では様々な食材を入れる場所です。お米はニオイ移りしやすいため、ニオイの強いもののそばに置くのは避けた方が良いです。

野菜室は冷蔵庫よりも2~3度高く4~9度となっています。また湿度も高めになっているのでお米の乾燥を防ぐことができます。

こういったことから、冷蔵室での保存でも良いですが、環境の特徴から冷蔵室よりも野菜室が適している場所であるのです。

お米の冷凍保存について

炊く前のお米の冷凍保存はNGです。お米には約15%の水分が含まれており、冷凍庫に入れると水分が凍ってしまいお米がひび割れてしまいます。

炊いたときにお米の風味や食感が悪くなってしまいますので、炊く前のお米は冷凍庫に入れないようにしましょう。

炊いた後のご飯はできるだけ早めに冷凍保存するのがおすすめです。解凍後もおいしく食べられます。

お米の保存期間は季節によって変わるので購入量を考えよう

お米は「生鮮食品」であるとご説明しましたが、賞味期限や消費期限の表示はありません。

その理由として、お米はおいしく食べられる期間が温度や湿度、気候、保存状態によって変わるためです。

野菜も賞味期限や消費期限はありませんが、見た目や臭いなどでおいしく食べられるか判断すると思います。お米も野菜と同じように目で見て食べられるか判断する必要があります。

お米の保存方法について説明しましたが、どのくらいの期間保存ができるのか説明していきます。

お米の保存期間

生鮮食品ながら賞味期限が表示されていないお米は、実際おいしく食べられる期間はどれくらいなのかのでしょうか。

お米の保存期間は精米した日を起点として考えます。

精米する前の糠(ぬか)に覆われている状態であれば中身がガードされているためある程度保存がききますが、精米するとそのガードが外れてしまい、劣化が進んでしまいます。

具体的な保存期間は以下をご覧ください。

春、夏:精米してから1カ月

冬場:精米してから2カ月

前述したように、お米は開けていない状態であれば、長期間保存できるのでは?と思われがちですが、袋には小さな穴が開いており、未開封でも開封済みでも保存期間の目安は同じです。

一人暮らしの方やお米の消費が少ないご家庭では、特に夏場では少量ずつ購入したほうが良さそうですね。

大人数のご家庭であっても、すぐ消費してしまうからと何袋も買いだめすると、どんどんお米が劣化してしまいますので、目安となる保存期間で食べられる分を購入しましょう。

お米の精米日について

お米の精米日はかつて「年月日」で表示していましたが、2020年より「年月旬」(○○年○月上旬/中旬/下旬)と表示できるようになりました。

これには精米した日付が古いというだけで廃棄されてしまうお米を削減するねらいがあります。

一般的に精米日が新しい商品を購入する傾向があるため、まだ十分に食べることができるお米を避けられないようにするためです。

また販売店への配送コストや排気ガス派出の削減をすることができます。

「SDGs」の観点からも食品ロス削減や環境問題に取り組むためこのような表示方法が取りいれられています。

お米が保存できる期間や自宅でのお米の保存方法を知って、購入量や頻度を調整し正しく管理していくことが私たちの未来にもつながるのですね!

まとめ

  • お米は未開封であっても袋のまま保存するのはNG
  • お米の保存は購入後なるべく早めに密閉容器に入れて冷蔵庫の野菜室に入れるのがベスト
  • お米の保存する容器は密閉容器、ジッパー付き袋、ペットボトルを使うことができる
  • 袋のまま密閉容器に入れても良い
  • お米に適している環境は温度10~15℃、湿度60%前後、直射日光が当たらない場所であり、季節問わず、その環境に適しているのは野菜室
  • 冷凍庫にお米を入れると乾燥してお米がひび割れてしまいお米の風味や食感が悪くなる
  • お米に賞味期限はないが、保存期間があり、春から夏は1カ月、冬場は2カ月を目安に食べきるようにする
  • 「SDGs」の観点からもお米が保存できる期間や自宅でのお米の保存方法を知り、購入量や頻度を調整し正しく管理していくことが私たちの未来にもつながる

私も家庭を持ってから最初はお米の正しい保存方法を知らず、袋のまま常温で保存していました。

虫がついてしまうという失敗をしてしまったことで、知識を得て今は密閉容器に入れて冷蔵庫の野菜室に保存しています。そのため今は毎日おいしくご飯を炊いて食べることができています。

農家で一生懸命作ってくださったお米を大事においしく味わいたいですよね。正しく保存し毎日おいしいごはんを食べましょう。

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