派遣で働いていて退職するとき、派遣先にお菓子を持っていくかどうか悩みますよね。

派遣期間が短い場合でも退職時にはお菓子を持って行くべき?
派遣期間は短い時は1カ月なんてこともありますし、社員とあまり関わりがなかったなどと退職時の状況も色々あると思います。
派遣で退職するとき、派遣期間などとは関係なくお菓子は持っていかなくても問題ないです!
感謝の気持ちを伝えたい場合にあなたが必要と思うならばお菓子を用意しても良いでしょう。
お菓子を持って行かなかったからと言ってマナー違反とはなりませんので安心してくださいね。
感謝の気持ちは言葉だけでも十分伝わると思います。
派遣が退職するときの挨拶やお菓子について、また退職時の注意事項や流れについて説明していきます。
派遣の退職時にお菓子は必要?持って行く場合どうする?


退職する人からお菓子をもらったことがあるけど、自分の時はどうしたらいいんだろう?
派遣で退職するとき派遣期間が短かった、社員とあまり関りがなかったなどの状況でお菓子を持っていくべきか悩む場合もありますよね。
お菓子を持って行くとなると金銭面で負担がかかるので慎重にもなります。
派遣社員が退職するときはお礼の挨拶だけでも大丈夫です。お菓子は持っていかなくても問題はありません。
しかしあなたが、その職場に仕事を教わり良くしてもらった、プライベートなどでも仲良くしてもらったなど、職場への感謝の気持ちを表す方法としてお菓子を持って行くのはOKです。
その場合派遣先で働いた期間が短くても、お礼を伝えるためお菓子を用意しても良いでしょう。
また逆に派遣期間が短かっただけでなく、社員とあまり仲良くなかった、退職時に不満があったという場合などでその気にならなければお菓子は持っていかなくても大丈夫です。
お菓子を持って行くかはあなたの気持次第で良いのです。
自分で判断するのが難しい場合は派遣会社の担当者に相談をしてみたり、派遣先での慣習をきいてみたりして決めましましょう。

お菓子を持って行かなかったからと言って派遣会社の印象が悪くなることはないですし、マナー違反とならないので心配しないでくださいね。
お菓子の相場は?
お菓子を配ると決めた場合、まずどのくらいの値段のものが良いのか気になります。
派遣社員として退職するときに持って行くお菓子の相場は多くて3000円程度となっており、一人分にすると100~200円くらいのものが相場となります。

高価なものは相手に気を使わせてしまいますし、相応しくありません。
派遣社員の場合時給で働いているということもあり、3000円の出費も多いなと感じる場合はそれ以下でも良いですし、配る相手を限定しても良いと考えられます。
大切なのは感謝の気持ちであって金額ではありません。
お菓子を選ぶときのポイント
お菓子を持って行く場合は会社に持って行くのにふさわしい格式あるものにしましょう。コンビニで手に入るポップなものや駄菓子などはふさわしくありません。
百貨店などの箱入りのお菓子が良いと考えられます。のし紙までは必要ないでしょう。
退職時持って行くお菓子の具体的なポイントは以下のようになります。
- 個包装されているもの
- 日持ちするもの
- 口元や手、デスクを汚さないもの
こちらのポイントをおさえれば、お菓子を渡したときにすぐに食べられなくても後で食べることもできますし、個別に渡したいときでも良いですね。
仕事の休憩中に食べることや、仕事の合間に食べても汚れにくいものが良いと思います。
- 生菓子
- 食べにくいもの
- においがきついもの
- 食べると音が出るもの
ケーキやシュークリームなどの生菓子は傷んでしまう可能性があります。
職場に持って行く場合はすぐに食べられないことが多いと考えられますし、冷蔵庫がないこともあるので避けた方が良いです。
またにおいが強いものや音がでるものは、会社にお客さんが来る場合に不快な思いをさせてしまう可能性がありふさわしくありません。
せんべいは音が出るうえ、こぼれてオフィスを汚してしまう可能性があるため避けた方が無難です。
お菓子の配り方

お菓子を用意したけど、どのタイミングで渡せばいいの?
お菓子を配るタイミングとしては最後の出勤日が一般的となります。
朝礼の挨拶があればそのときにお菓子を合わせて配ったり、お昼休みや就業時間の少し前などに配りましょう。その職場の雰囲気やスタイルに合わせてください。
落ち着くタイミングで渡せると良いですが、落ち着くタイミングがわからない場合は休憩室などのスペースに一言メッセージを添えて置いておくのも良いでしょう。
退職日までにお菓子が用意できなかったとしても、後日制服を返しに来たタイミングで渡しても良いと思います。
派遣が退職するときの挨拶はどのようにすると良い?

派遣で退職となる場合は基本的には契約が満了となる日となります。
派遣社員であっても退職時の挨拶は社会人としてのマナーとなりますのでしっかりとしておきましょう。
そうすることで、あなたの派遣元である派遣会社の印象が良くなるうえ、あなたの印象も良くなるため今後良い仕事を紹介してもらえるなどのプラスになることがあります。
退職の挨拶をする時期としては最終日の1~2週間前が一般的のようですが、会社によっては最終日と指定される場合があります。
退職日が決まった際は派遣会社の担当者に了承を得た後、派遣先の上司に退職を報告し挨拶をしたいことを伝えましょう。
そうすると挨拶する日の指定をされたり、朝礼や終業時に挨拶の時間をつくってもらえたりすることがあります。
挨拶の具体例
朝礼や終業時に挨拶をする時間を作ってもらった場合のスピーチについては、以下の例文を参考にしてみてください。
○○部所属の□□(名前)です。この度、×月×日を持ちまして派遣の契約満了を迎えることとなりました。
初めて行う業務もあり、ご迷惑をおかけすることもありましたが、これまで温かくご指導をいただきありがとうございしました。
短い間ではありましたが、お仕事をご一緒させていただき、たくさんのことを学ばさせていただきました。
今後のみなさまのご活躍とご健康を心よりお祈りしております。本当にありがとうございました。
このように簡潔な内容の挨拶にし、感謝の気持ちを伝えましょう。
メールで挨拶をする
直接挨拶をする機会をつくるのが難しい場合や、社外の人などはメールでの挨拶をするというのも一つの方法です。
メールの文面はこちらを参考にしてみてください。
件名:退職のご挨拶 本文:お疲れ様です。○○部の□□(名前)です。
このたび△月△日をもちまして、派遣の契約が満了にて退職することとなりました。
皆様にはあたたかいご指導のものと、短い間でしたが一緒に仕事ができましたことを心より感謝申し上げます。
本来であれば、直接ご挨拶を申し上げるところ、メールでのご挨拶にて失礼させていただきます。
貴社のさらなる発展と、皆様のご健勝ご多幸を心よりお祈り申し上げます。 ○○部□□(名前)
メールを受け取る人や職場の雰囲気によっては、もう少しカジュアルな感じにしても良いかもしれません。
また、関わりのあった部署が限定されているのであれば、もう少し具体的な感謝のメッセージにしても良いと思います。
派遣先の上司や同じ部署だけではなく、業務上お世話になった方などにもメールを送るようにしましょう。
派遣が退職を決めたら2週間前ではなく早めに相談しよう

正社員の場合、退職日の2週間前までに退職の意思表示をすれば、法律上は退職することができます。

派遣社員の場合であっても2週間前に退職したいことを伝えれば退職できるの?
派遣社員は派遣先と有期雇用契約を結んで働くことになるので、契約期間満了まで働くことが必要となるので、契約期間内は原則退職することはできません。
自己都合のため退職する場合、正社員のように2週間前に退職を希望しても認められないことがあります。
しかし体調不良や家族の介護などやむ得ない事情によって退職を希望する場合は、契約途中であっても退職することが可能となります。
やむを得ない事情とは
派遣の契約途中でも退職がみとめられるやむを得ない事情とは次のような状況であると考えられます。
- 自身の病気やケガ
- 両親の介護が必要となった
- 転居することになった
ハラスメントや嫌がらせを受けているなどといった理由がある場合は派遣会社の担当者に相談してください。
多くの派遣会社の担当者は問題解決のためアドバイスや派遣先と調整や対処を講じてくれるはずです。
派遣社員が正社員への退職を行う場合であっても、派遣契約の満了や更新まで待ったほうが良いです。
もし正当な理由があるにもかかわらず、派遣会社から無理やり仕事を強要されそうになった場合は労働基準監督署に相談しましょう。
退職のタイミング
派遣社員は契約満了、更新を迎えるときに退職を申し出るのがベストなタイミングです。
契約途中での退職は他の派遣社員や派遣会社へのイメージも悪くなってしまいます。
契約内容にもよりますが、最低でも1カ月前に退職の意を伝えるようにしましょう。またどんな事情であっても退職を決めたら早めに派遣会社への担当者への相談しておきましょう。

早めに相談しておくことで派遣先や派遣元の会社への手間や迷惑を最小限に抑えられ、円満に退職できるというメリットがあります。
契約期間中の退職については契約書の記載をよく確認しておきましょう。
派遣社員は派遣会社に雇用されているので待遇や退職に関する相談などはすべて派遣会社にします。
派遣先には派遣会社の担当者から話をするのが一般的な流れとなるので、派遣会社に了承を得ていない限り自分から退職に関しては話さないようにしましょう。
退職するまでの手順
派遣社員が退職を決めて退職となるまでの手順をまとめましたのでご覧ください。
- 1カ月前までに派遣会社へ退職の意思を伝える
- 契約期間満了の手続きを行う
- 引継ぎ作業をする
- お世話になった人に挨拶をする
- 退職完了
<1.1カ月前までに派遣会社へ退職の意思を伝える>
退職を決めたらなるべく早い段階で派遣会社の担当者に相談をしましょう。
その後の手続きや円満退職のためにも1カ月前には連絡を入れておきましょう。
<2.契約期間満了の手続きを行う>
契約満了時に退職する場合は「次回の契約更新はなし」との合意の契約手続きを行います。こちらも派遣会社の担当者の指示に従います。
契約満了前に退職となる場合は理由を明確にし担当者に説明をします。
<3.引継ぎ作業をする>
自分が担当していた業務を後任のスタッフに引継ぎをします。
引継ぎは後任者が分かりやすい資料を作ったり、口頭で説明したりしましょう。
不十分な引継ぎは後任者が困るだけでなく、派遣先にも迷惑がかかってしまいます。
引継ぎ業務がしっかりできないと次の派遣先を紹介してもらえない可能性もあるので丁寧に行いましょう。
<4.挨拶をする>
派遣先の挨拶は前述したように直接挨拶をするか、メール、電話、手紙などを利用して挨拶をします。
挨拶はマナーですのでしっかりとしておきましょう。
<5.退職完了>
最終出社日は引継ぎの残しがないか確認をしておきましょう。
なお派遣会社を退職し次の就業先が決まっていない場合、社会保険や厚生年金の切り替える必要がありますので事前に準備をしておきましょう。
まとめ

- 派遣で退職するときお菓子を持っていかなくても問題はない
- 退職時のお菓子はあなたが感謝の気持ちとして必要と思うならば用意しても良い
- お菓子の相場は3000円程度で一人当たり100~200円である
- お菓子は格式のあるものとし、汚れにくい個包装のもので日持ちするお菓子が望ましい
- 派遣の退職時の挨拶は社会人のマナーのため必ず行い、そうすることで印象が良くなり今後良い仕事を紹介してもらうなどのプラスとなる
- 朝礼時や終業時の挨拶は簡潔な内容で感謝を表し、できない場合はメールでの挨拶をしておく
- 派遣の退職は契約満了、更新を迎えるときに退職を申し出るのがベストなタイミング
- 退職の意思を決めたらその後の手続きや円満退職のため、なるべく早めに最低でも1カ月前には派遣会社の担当者に相談する
- 引継ぎ作業は後任者や派遣先が困らないように、資料の作成や口頭で説明するなど丁寧に行う
派遣社員が退職する場合、お菓子は必ずしも必要はなく、自分の気持ち次第で持って行くかを決めれば良いことが分かりました。
また派遣の退職には派遣会社との契約が関わるので、様々な注意が必要となります。
退職時には自分の気持ちをしっかりと伝え、前を向いて次のステップへと進めると良いですね。
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