人間と同じく、猫ちゃんも鼻がムズムズしたり、体調を崩したりすると「ぷしゃん」と可愛いくしゃみをするのですが、聞いた事はありますか?

可愛いくしゃみだなぁ…。
と、思う気持ちもわかりますが、実は猫ちゃんの体調不良のサインでもあるのです。
快適な室温にするためにエアコンの設定温度を低くしすぎていませんか?
エアコンの風を長時間直接当たり続ける事によって、鼻水が垂れる、頭が痛くなるなどの体調が優れない経験をした事はありますよね?
猫ちゃんも人間と同じく、体が冷えて寒さを感じるとくしゃみをします。
そして、エアコンの風を直接当たり続ける事によってクーラー病になる事もあります。
そこで!!大切な家族の一員でもある猫ちゃんの為に、室内で快適に過ごす為の対策と、くしゃみの原因などを紹介していきたいと思います。
猫がくしゃみをしたらエアコンの設定温度を調整!
猫ちゃんがくしゃみをしていたら、まずは室温を確認してみましょう!
猫ちゃんにとって快適な室温は25℃〜27℃を目安にすると良いとされています。
これを参考に、エアコンの設定温度を夏場は28℃、冬場は20〜23℃を目安にまずは設定してみましょう。

夏場にエアコンが効きすぎている場合は要注意です!
とくに室内との寒暖差が激しくなる夏場は、エアコンが効きすぎていると、猫ちゃんの体が冷えすぎてしまい、くしゃみが出やすくなります。
夏場のエアコン使用時の注意点とは?
夏場にエアコンを使用する際の注意点は下記の通りです。
- 25℃を限度にエアコンの設定温度を下げすぎないようにする
- エアコンの風が直接当たり続けていないか確認をする
エアコンの温度を26℃に設定していても、冷気の通り道は24℃を下回る事があるのです。
- くしゃみが出る
- 鼻水がズルズルと止まらない
などの症状がでていたら、これは猫ちゃんが寒いと感じているサインですよ。
なので、猫ちゃんがこのようなサインを出していたら、まずはエアコンの設定温度を調整してあげてくださいね♪
また、長時間エアコンの風を直接当たり続けると猫ちゃんでもクーラー病になる事があります。

猫ちゃんのくしゃみはクーラー病だったの?!
猫ちゃんは寒がりなので、クーラー病になりやすいとも言われています。
つづいて、クーラー病についても解説していくので、症状、原因、予防と対策をそれぞれチェックしてみて下さいね♪
猫のくしゃみと鼻水が長引くクーラー病とは?
人間と同じく猫ちゃんも<クーラー病>になると言われています。
別名<冷房病>とも言い、エアコンが効きすぎている室内に長時間滞在する、または暑い室外と寒い室内を行き来しているうちに自立神経が乱れ、体調不良になること。
真夏に暑い外から帰ってきた時に、室内が冷えていると「あぁ〜涼しい!」と感動した経験があなたにもあると思います。
私たちの体は自律神経の働きによって、外気温に順応できるようにできています。
夏場は血流をよくして汗をかきやすいようにコントーロールしますが、エアコンの効いた室内に長時間居ると、今度は体が冷えない様に血管を伸縮させて血流を抑えます。
それが体の冷えに繋がる為、寒がりという体質をもつ猫ちゃんは人間よりクーラー病にかかりやすいと言われているのです。
それではクーラー病を<症状>、<原因>、<対策とケア>の3項目に分けて解説していきますね。
猫のクーラー病の症状とは?
猫ちゃんのクーラー病の症状を3つに分けてみました。順に紹介していきます!
<咳やくしゃみを何度もくり返す>
くしゃみが止まらず、そのうち鼻水も垂れてきて、咳も止まらない…。
これが一番多い症状と言っても過言ではありません。
しかし咳やくしゃみ、鼻水がたくさん出るなどの軽い症状でも、放っておくと悪化する可能性があるので注意が必要です。
鼻水で鼻が塞がり、苦しそうに咳をしていると、気管支炎や肺炎にもなります。そして、頻繁によだれを出し、ひどい時には吐血もする事もあります。
<自律神経のバランスが崩れる>
食欲不振、元気がないなどの様々な体調不良は自律神経の乱れが大きく関係しています。
外気温との寒暖差に身体が対応できない時に自律神経が乱れるといわれています。

これは、猫ちゃんも人間も同じ事なので、なるべくエアコンに頼りすぎないようにしていきたいですね。
<エアコンの寒さでお腹を壊してしまい下痢や嘔吐をくり返す>
エアコンで体が冷えると、下痢や嘔吐を繰り返し、お腹の症状も悪化します。
別室に移動したがったり、丸くなって寝ているなどの行動が見られたら、体が冷えて寒いと感じているサインなので要注意です!

室温が快適と感じている場合は、猫ちゃんが室内で伸びをしていたり、リラックスして寝ている様子が見られますよ♪
猫ちゃんがクーラ病になる原因とは?
- 外気温との寒暖差
- 冷房が強すぎたり直接当たることにより体が冷える
- 座標が低い猫ちゃんは人間より床に近い分、下に逃げた冷気によって体を冷やしやすい
これらがクーラー病になる原因となりますので、一つ一つ予防していきましょう!

原因さえ分かれば、あとは予防あるのみですね!
クーラー病にならないための予防とケア
クーラー病にならない為に、エアコンにばかり頼りすぎず、窓を開けて風通しをよくしておきましょう。

エアコンを使わない時は、扇風機やクールマットを敷いて熱を発散させる場所を作るのもいいですね。
また、エアコンの吹き出し口の風向きにも注意が必要です!!
向きや角度、スイング機能などを使用するのも良いですが、市販のエアコン用風除けを取り付けることも大変おすすめです。

透明タイプのものもありますので、見た目の違和感がなく取り付けする事ができますよ♪
取り付け方法は、粘着式のものから、マグネット式、フック式のものまで色々あります。
ホームセンターや通販でお手軽に購入する事ができるので、こちらも是非検討してみてくださいね♪
そして、冷たい空気が下に流れていく為、床付近の温度が温度チェックを定期的にしてみるなどの室温の管理をするのもいいですよ。
猫のくしゃみの原因はアレルギー症状かも?!
慢性鼻炎や気管支炎を持っている猫ちゃんが、くしゃみをする原因の一つとして、アレルギー症状が出ている事も考えられます。
エアコンの風によって猫の毛やダニ、ノミなどの死骸が巻き上がり、その空気を吸い込むことによりアレルギー症状が出てしまうこともあると言われているからです。

人間もアレルギーの症状が出るとくしゃみを連発しますよね…。
「エアコンのフィルター掃除をするだけで、猫ちゃんのくしゃみが止まった!」と言う声も聞くので、エアコンのフィルター掃除もまめにしてあげてください。
また、窓を開ける事により、室内の空気の入れ替えもできるので一石二鳥です♪

仕事で家を留守にする事が多く、日中窓を開けっぱなしにする事ができない場合はどうすればいいのか…。
大丈夫です!その様な場合にも対応できる策がありますよ!
日中の室温管理はどうするのがいい?
日中の室温が上がる時間帯に家を留守にする事が多い場合は遮光(しゃこう)カーテンがおすすめです。
遮光カーテンを閉めておくだけで、エアコンの温度を高めに設定していても、室内は十分冷えます。
また、帰る時間が決まっているのであれば、エアコンのタイマーをかけてお出かけするといいですよ♪
換気と乾燥への対策にはこれ!
エアコンを長時間つけていると空気が乾燥してしまい、気管支を痛める原因にもなります。
そして、猫風邪をひいてしまうばかりか、気管支炎や肺炎にもなりかねません…。
なので、エアコンを付けたまま外出する際には加湿器もつけてお出かけするといいですよ。
なんなら空気清浄機も置きましょう。空気清浄機を置く事によって、アレルギー症状の原因でもある浮遊物を減らす事ができます。
まとめ
- 猫のくしゃみは体調不良のサイン
- 猫はクーラー病になりやすい
- エアコンで室内が冷えすぎないようにする
- 外気温との寒暖差が激しい夏場はとくに注意する
- 窓を開けて風通しをよくしたり扇風機などを利用するといい
- エアコンのフィルター掃除をするとアレルギー症状が治ることもある
- 乾燥を防ぐために加湿器を利用するなどをする
猫ちゃんの可愛いくしゃみには体調不良や、アレルギー症状などが紐づいています。
人間と同じく、エアコンの風に当たりすぎる事によってクーラー病になってしまうこともあるのです…。
猫ちゃんのくしゃみや鼻水が止まらない時や、エアコンを長時間使用する際には乾燥、加湿などを心掛けながら、室内が冷えすぎない様にしてあげて下さいね♪
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