扇風機をサーキュレーター代わりに使うのってアリ?そもそも違いは?

生活
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梅雨といった湿気の多い時期や夏場は、エアコンや扇風機といった空調設備はもはや必須ですね。

我が家は去年、エアコンに加えて、サーキュレーターを導入しました。

夫は扇風機が欲しかったらしく、サーキュレーターなんて、とブーブーと文句を言われましたがなんとかゴリ押しで購入しました…。

「扇風機があればエアコンのない部屋でも電気代を抑えて涼めるよ…。」「同じ風送るなら扇風機の方が涼しいよ…。」「サーキュレーター代わりにもなるんじゃない…。」

めっちゃ引きずるじゃん!サーキュレーター代わりにはならないと思うけど…。

今回は、扇風機ではサーキュレーターの代わりにならないのか、それぞれの電気代比較、兼用に効果はあるのかといった項目を掘り下げてみようと思います。

この記事を夫に見せて、黙らせる。それが今回の記事の目的です。

おいおい。

 

 

扇風機はサーキュレーター代わりには使えない!?

まず、先にお話しした通り、扇風機はサーキュレーター代わりに使うのは、あまりおすすめしません!

厳密にいうと、似たような仕事はさせることができますが、効率が悪すぎてものすごく電気代がかかってしまい、非常に非効率です。

サーキュレーターも扇風機も、くるくると羽が回って風を送るという機械。

形も似ているし、代わりに使えそうにも見えますね。しかしこの二つ、風を送る目的や方法がまるっきり違うのです。

サーキュレーターと扇風機の違いを、わかりやすく以下にまとめてみました。

サーキュレーター 空気を遠くまで運ぶ

空気を循環・攪拌する

風が直線的

風を逃さない

扇風機 人に風を届ける

涼しくする

広い範囲に満遍なく風が拡散する

風が遠くまで行かない

サーキュレーターは主に空気をかき混ぜるのが目的です。風も直進的で強く、壁に当たっても跳ね返ります。

サーキュレーターをエアコンと併用して使う方も多いですよね。

これは、エアコンが出すあたたかい空気や冷たい空気を、サーキュレーターの循環させる力を使って、部屋の温度を効率的にあたためたり冷やしたりするためです。

それに比べて、扇風機は人に風を届け涼しくさせるのが目的。扇風機が送る風は、広範囲で拡散してしまいます。

距離も遠くまでは届かないため、部屋中の空気をかき混ぜようとするには効率が悪く、向いていないと言えます。

こういった理由から、扇風機をサーキュレーター代わりに利用するのは、あまりおすすめできません。

 

 

扇風機とサーキュレーターの電気代を比べてみると?

扇風機とサーキュレーターは、形や「風を送る」ものという点では似ていますが、目的や構造に着目すると全く違ったものだということを、前で説明しましたね。

形が似ているなら、電気代も同じくらいかかるのかな?

サーキュレーターと扇風機、それぞれの1時間あたりの消費電力と電気代を比べてみました。

消費電力(/h) 電気代(/h)
サーキュレーター 31〜34w 0.837〜0.918円
扇風機 40〜43w 1.08〜1.161円

ん〜、対して変わらないみたいだワン。ちょっとサーキュレーターの方が安く済むのかな⁉︎

上の表を見てみると、確かにサーキュレーターの方が、消費電力も電気代も少ないようです。

しかし、扇風機とサーキュレーターは、何度も言っているように使用目的が違います。

どちらかといえば洗濯物の乾燥やエアコンとの併用などで、サーキュレーターの方が使用時間が長いことが多いです。

そのため、一概に、どちらのほうが電気代が安く済む…。と言い切ることはできません。

ちなみに、サーキュレーターとエアコンの併用は、電気代の節約にとても効果的です。

エアコンは、現在の気温から設定温度まで下げる(または上げる)際に一番電力を消費します。

サーキュレーターをエアコンと併用することで、効率的にすばやく部屋の温度を適温にすることができ、電気代の節約にも繋がりますよ。

 

 

扇風機とサーキュレーター兼用のものってないの?

うちにエアコンはあるから、サーキュレーターを買って併用した方がよさそうだけど、扇風機の体に優しい涼しさも捨てがたい…。

扇風機とサーキュレーターが兼用できるような製品があればいいな…。と考えたことがなん度もありました。

そんな、両方の機能がついてる都合の良い商品があるわけ…。あるのです!!!

やはり、市場に出回っている種類は多くありません。しかし、兼用できるものを選んでおけば、通年利用できる強い味方になるはずですよ。

いくつか、商品をピックアップしましたので、こちらにご紹介いたします。

 

アイリスオーヤマ サーキュレーター扇風機 STF-DCV15T

引用 アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマのサーキュレーター兼用扇風機です。風量はなんと10段階まで調節可能!

サーキュレーター、扇風機、洗濯乾燥、換気と1台で4役もこなせますので、オールシーズンで使用することができます。

それだけではないのです。こちらの特筆すべき点は、音声操作が可能という点。

料理中や赤ちゃんを抱っこしている時など、手が離せない時、リモコンが手元にないときにとても便利です。

また、扇風機やサーキュレーターはどうしても構造上埃が溜まりやすいですが、カバーの取り外しが可能なのでお手入れが簡単。

重さも2.4kgと、ちょっとしたチワワより軽く、取手付きなので移動がラクチン。

価格も¥18,810(税抜¥17,100)と、この機能付にしてはコストパフォーマンスがなかなか良い商品です。

 

タンスのゲン サーキュレーターとしても使える!木目調DCリビングファン 25800126

引用 タンスのゲン

タンスのゲンのリビングファンです。こちらは、12段階で風量が調節可能なほか、高さは8段階、自動首振り角度は3段階で調節できます。

それに加えて、首の上下角度も-7〜90°まで変更可能。使用用途や利用者の好みによってかなり細かく設定することができ、まさにオーダーメイドな風を作り出すことができます。

仕様も素晴らしいけど見た目のデザインが素敵じゃのう…!

サーキュレーターや扇風機は、スタイリッシュでメタリックなデザイン、レトロなデザインはとても多いです。

しかし、こちらの製品のようなウッド調のデザインのものはあまり見たことがありません。

インダストリアル風やナチュラル風のインテリアにはこちらの商品がぴったりですね。価格は、11,999円(税抜10,909円)となっています。

 

シロカ DC 音声操作サーキュレーター扇風機 SF-V171

引用 シロカ

こちらはシロカのサーキュレーター扇風機です。こちらも音声操作が可能なタイプとなっているのですが…。なんと、会話ができてしまうのです。

会話と言っても簡単な応答のみですが、ポチ、もしくはタマの人格が設定されていて、「ポチ、暑いよ」「タマ、首をふって」などと声をかけると返答し、適した対応をしてくれます。

それだけではなく、シャボン玉が揺れる程度の微風モードからまっすぐ強い風を送れる強風モードまで、細かく設定変更が可能です。

寝る時は微風モードで穏やかな優しい風を、サーキュレーター使用の際は強風モードでしっかりと乾かすことができる、非常に使い勝手の良い製品です。

こちらは、お値段は15,800円(税抜14,364円)となっております。

 

モダンデコ 壁掛け式サーキュレーター

引用 モダンデコ

また少しタイプの違うものを紹介します。モダンデコの壁掛け式サーキュレーターです。

こちらは、今まで紹介した床置きタイプと違い、壁掛け式で省スペースが可能。居住スペースを圧迫したくない、部屋が狭いという人におすすめです。

また、床置きの場合は、小さな子供やペットがいると、指や髪、しっぽなどが巻き込まれるおそれがありますが、壁掛け式なら手の届かない場所に設置することができ安心です。

カラーはホワイト、ミルキーベージュ、アイスグレーの3色から選べます。流行りのニュアンスカラーでインテリア性も非常に高いです。

風量は3段階で調節が可能です。お値段は6,999円(税抜6,363円)と、他のおすすめ製品と比べて少々リーズナブルです。

 

 

まとめ

  • 扇風機をサーキュレーター代わりに使うのは非効率的でおすすめできない
  • 扇風機は人に涼しさを届けるため、サーキュレーターは空気を循環・攪拌させるために風を送るのでそれぞれ目的が違っている
  • 1時間あたりの消費電力や電気代で比べるとサーキュレーターの方が少し安いが、使用時間等が違うため比較対象にならない
  • サーキュレーターとエアコンの併用で、電気代を節約することはできる

ちなみに、扇風機をサーキュレーター代わりに…というのはあまり効率的ではないのですが、逆にサーキュレーターを扇風機代わりには使えなくもないですよ。

説明した通り、風の勢いが強いので、風量弱めで首振り設定にするのがおすすめです。

ジメジメした梅雨の時期や暑い夏の時期、エアコンや扇風機、サーキュレーターといった空調・冷房設備は必須になりました。

上手にこれらの空調・冷房設備を組み合わせて利用し、快適におうち時間を過ごしましょう♪

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