突然ですが「車庫証明」というものをご存知ですか?正式名称を「保管場所標章」といいますが、車を購入する際に必要とされるシールのことです。

たまに、中古車のリアガラスの下に車庫証明シールが貼ったままになっているものがありますよね
しかしこの車庫証明シール、かなり丈夫で剥がし方が特殊といいますか、簡単には剥がれないので、剥がし方にはコツがいります。とにかく剥がし方が難しいのです。

私、軽自動車を購入する際に「車庫証明はいらない」といわれましたが、どういうことですか?

軽自動車の車庫証明は、不要とされる地域があります
そこで今回は、車庫証明シールの上手な剥がし方や、普通自動車と軽自動車の申請手続きの違い等を解説しますので、軽自動車の購入を検討中でしたらぜひ参考にしてください。
車庫証明シールの上手な剥がし方はこの方法だ!
水をかける
完成です
糊が完全になくなったら作業は終わりです。ペーパーまたはスクレーパー拭き取るにしても糊が残っていたら違和感がありますが、何もなければツルツルになります。
後悔しない車庫証明シールの貼り方はこれ!

私、車庫証明シールを貼ったことありません
このような事は、結構あるのではないでしょうか?なので自分で貼らないといけない時に「どこに貼っていいのかわからない」「貼り方が難しそう」という事があると思うのです。
ここでは、そのようなあなたに向けて「貼り方や場所などにコツがあるか」「貼らないことで罰則があるのか」をお伝えしたいと思います。
車庫証明シールの上手な貼り方とは?
車庫証明シールを貼る場所は自動車のリアガラスで、「車庫証明シールに表示された事項が後方から見えやすいように貼り付けること」とされています。
リアガラスのどの位置に貼るべきかは具体的に定められていませんので、好きな場所に貼ることができます。
しかし、後方確認をするのに邪魔になってはいけないので、中央部や上部には貼らないようにします。
一般的には左下に貼ることが多く、リアガラスの内貼りではなく外貼りにします。
なぜなら、車庫証明シールを内貼りにすると、古い年式の車だと熱線を損傷してしまうおそれがあるからです。
ただ、最新の車の場合はそのような心配があまりないので、リアガラスの内貼りにすることができます。
貼り付け場所の例外として、オープンカーやトラック、トレーラーのような車はリアガラスがなかったり、車庫証明シールを貼ることで後方から見えにくくなってしまいます。
そのため、車体の側面に貼り付けることになりますが、必ず貼らないといけないものでもありません。
ですから、車庫証明シールと車庫証明書、車検証と一緒にグローブボックスに入れておいても大丈夫です。
貼らなかったら罰則があるの?
車庫証明シールの貼り付けは義務なのか?ですが、「車庫法」という車庫証明について定めている法律でこのように定められています。
保管場所標章の交付を受けた者は、国家公安委員会規則で定めるところにより、当該自動車に保管場所標章を表示しなければならない。
これを見ると車庫証明シールは貼らないといけないような感じがしますね。

もし車庫証明シールを貼っていなかった場合どんな罰則を受けるの?

なんと、実は車庫法では罰則について定められていないんだワン
罰則がないという事で、車庫証明シールを車に貼っていない人の方が多いことが現実といえます。
車庫証明シールを貼っていないからといって罰則点数や罰金を取られることはないですが、警察官に止められて注意を受ける可能性はあります。
法律で貼ることが義務付けられてる以上、交付されたシールは車に貼っておくことが大切でしょう。
失くしてしまった場合に再発行する方法とは?
車庫証明シールを外貼りにしていると、雨風にさらされてシールが劣化して剥がれたり、ずっとどこかに保管していたらいつの間にかなくなっていたという事もあるでしょう。
もし車庫証明シールをなくしてしまった場合、管轄の警察署で「保管場所標章再交付申請用紙」に記入して、手数料を支払うことで容易に再発行することができます。
手数料は各都道府県によって異なりますが、だいたい500円~550円くらいです。まずは、再交付を申請する都道府県警察のホームページや警察署の窓口で確認してください。
再交付申請書は、警察署交通課窓口でもらえる他に警察のホームページからダウンロードすることもできます。
再交付申請書を記入する前に、自動車保管場所通知書を準備しておくことがおススメです。

自動車保管場所通知書ってなんだにゃ?

自動車保管場所通知書とは、保管場所標章受領時に受け取る書類のことで、再交付申請書に記入する必要事項がほぼ書かれているんだワン。
記入をスムーズに行うためにも、自動車保管場所通知書をどこに置いたのかを確認しておくことが大事です。
車庫証明シールは軽自動車にはいらないの?
先述にもありますが、車を購入する際に必要とされる車庫証明ですが、「軽自動車には車庫証明がいらない」という話を聞いたことはないでしょうか?
「本当に必要ないの?」と思うかもしれませんが、確かに地域によっては不要なんです。
ここでは、普通自動車と軽自動車の申請手続きの違いや、未提出による罰則について解説します。
手数料や取得期間も変わりますので、軽自動車の購入を検討している場合はぜひ参考にしてください。
車庫証明とはなんぞや
車庫証明、正式には「自動車保管場所証明書」といい、車を駐車する場所を証明するための書類で、車庫証明の申請についてはいくつかルールが定められています。
- 車庫は自宅から2km以内である
- 新車・中古車を問わず申請が必要
- 知人などから車を譲り受けた場合や、駐車場所を変更する際も申請が必要
尚、車庫証明(シール)の申請にあたっては、2,000円~2,200円程度の手数料がかかります。
軽自動車は本当に車庫証明がいらないの?
軽自動車の場合は車庫証明(シール)がいらないので、保管場所の届け出のみを行います。
普通乗用車と軽自動車で車庫の管理をする行政機関が違うので、軽自動車の車庫証明(シール)はいらないのです。
ただし、地域によっては車庫証明(シール)が必要な場合もあります。
- 各都道府県の県庁所在地
- 人工10万人以上の市町村
- 都心部(東京、大阪、名古屋など)から30km圏内の市町村
これを見れば、かなりの市町村は車庫証明(シール)が必要な事になります。引っ越しした先で軽自動車を購入する時、わからなかったら車屋さんに聞けば教えてくれます。

ちなみに私が住んでいるところは車庫証明(シール)がいらない地域なので、かなりのド田舎という事になりますね
まとめ
- 車庫証明シールの剥がし方で大事なことは、まず、スクレーパー、パーツクリーナー、ペーパータオル、水を用意すること
- 水を少しずつかけながらゆっくり作業をすることがコツである
- 車庫証明シールを剥がし方で重要な事は、内側に貼ってあるシールを剥がす際に熱線を切らないように注意しながらやる
- 車庫証明シールの剥がし方の裏ワザとして、外側に貼ってあることが限定だが、高圧洗浄機を使うのもアリ!
- 車庫証明シールの上手な貼り方は、リアガラスの外側で左下がオススメ!
- 車庫証明シールは必ず貼らないといけないものではないが、車庫証明シール、車庫証明書、車検証を1セットでグローブボックスに入れておく
- 車庫証明シールを貼っていないからといって罰則は受けないが、警察官に注意される可能性はある
- 車庫証明シールの再交付は、管轄の警察署で「保管場所標章再交付申請書用紙」に記入し、手数料を支払えば再発行してもらえる
- 再交付申請書は、警察のホームページからダウンロードができる
- 車庫証明とは車を駐車する場所を証明するための書類のこと
- 車庫は自宅から2km以内である
- 新車・中古車関係なく申請が必要
- 知人などから車を譲り受けた場合、駐車場を変更するときも申請が必要
- 軽自動車は車庫証明はいらないが、地域によっては必要な場合もある
- 各都道府県の県庁所在地、人口10万人以上の市町村、都心部(東京、大阪、名古屋など)から30km圏内の市町村は必要
私は、現在の住まいに引っ越すまで16年間、車も持たないペーパードライバーだったのですが、車を購入する際に車屋さんにいろいろ教えてもらいました。
「転入届を出してからでないとナンバープレートの番号交付の関係で車は購入できない」とか「軽自動車は車庫証明はいらない」というのを教えてもらいました。
転入届のくだりは、引っ越す前の場所で車を持っていたら何も問題なかったそうですが、全く初めての車購入だったので役所や車屋へ行ったり来たりで、当時は大変でした。
もし、車庫証明シールがボロボロで張り替えたい、と思ったら上記の方法でやってみてください。ゆっくり丁寧にすることが大事ですよ!
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