速報!電子レンジのアース線は絶対必要!賃貸の対処法も教えます!

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あなたのお家には電子レンジはありますか?電子レンジは今ではどの家庭でも必要不可欠で、あるといろいろな意味で便利ですよね♪

そこで気づいたのですが、コードを見ると変な線がついています。これが「アース」です。

この「アース」は一体何のためについているのでしょうか?必要なものなのでしょうか?

実はこの「アース」は、家電製品の漏電などの二次被害を防ぐため、電気の逃げ道を作るとても必要なものなのです。

しかし、賃貸ではアース端子用コンセントがなかったり、少なかったり、取り付けられなくて困ることも…。

そこで、この記事では、賃貸物件を含めて電子レンジを使う際の対処方法についてお伝えしていきます。しっかり漏電対策して、安全に電子レンジを使いましょう。

 

 

電子レンジを設置する際になぜアース線が必要なの?

基本的に、電子レンジはアース線をつなげるよう、各メーカーの説明書に載っています。

しかし、アース線がなくても電子レンジは使えます。実際にアース線をつながないで電子レンジを使う方は多いです。

中には、何十年とアース線をつながなくても何も問題なく使用できたケースもあります。

では、賃貸物件でのアース線の取り付け方をご紹介します。

 

アース端子を利用する

電子レンジにはアース線を取り付ける必要性についてお話ししましたが、賃貸物件にはアース端子付きのコンセントが少ないか、もしくはない場合があります。

もし、アース端子がついてない場合はアース工事が必要になりますが、勝手に工事をすることはできませんので、先に管理会社に問い合わせをしてください。

工事費をかけたくない場合は、プラグタイプの漏電遮断器もあります。

 

アース線のつなぎ方

アース線の接続口は2種類ありますので、つなぎ方を確認しておいてください。

「ネジ式」の取り付け方

接続口のふたを開けてネジが中央にあるものがネジ式です

  1. ドライバーを使ってネジを緩める
  2. アース線をネジに巻き付ける
  3. 再度ネジを締めて固定する

ドライバーを必要としますので少し手間はかかりますが、覚えてしまえば簡単に接続できます。

この時ネジの隙間に余裕があれば、1つの端子に複数のアース線をつなげても問題ありません。

「挿し込み式」の取り付け方
  1. カバーを開ける
  2. アース線の先端を差し込む

挿し込み式の場合は道具を必要としないため、カバーを開けてアース線を中に押し込むだけで簡単にできます。

どちらの場合も最後に軽く引っ張って、抜けることのないことを確認してみましょう。

 

賃貸物件でアース線をつなげる方法

賃貸物件でアース線を取り付ける方法は3つあります。どんなものがあるのかご紹介します。

賃貸物件でアース線をつなげる方法
  1. アース端子を併用する
  2. 接地工事でアース端子の取り付け工事をしてもらう
  3. プラグ形漏電遮断器(ビリビリガード)を使ってみる
 〈1.アース端子を併用する〉
賃貸物件にはアース端子付きのコンセントがついていない、もしくはあっても数が少ないという場合があります。
そんなときは、洗濯機用のコンセントなど他に1つでもアース端子がついたコンセントがあれば、電子レンジのアース線も一緒につなげられます。
《アース線を延長する際の注意点》
電子レンジに付属しているアース線が短い場合は、それよりも長いアース線と取り換えるという手もあります。
ただ、既存のアース線を別のアース線と接続して延長する作業は、電気工事士の資格がないとできませんので、この場合は電気工事業者に依頼してください。
〈2.接地工事でアース端子の取り付け工事をしてもらう〉
もともとアース端子付きコンセントがない。もしくはキッチン周辺にはなくて延長コードでも届かないという場合もあると思います。
そんなときは、電気工事業者にアース端子を取り付けてもらうための接地工事を依頼するという方法があります。
ただし、賃貸物件の場合は勝手に依頼して接地工事を行うと契約違反になることがありますので、必ず大家さんや管理会社に相談し、許可を得たうえで依頼してください。
新規のアース接地工事にかかる費用は、賃貸物件の配線によって変わります。
費用相場は1万円~3万円程度。依頼の際に複数の会社に見積もりを取ったうえで検討してみてはいかがでしょうか。
〈3.プラグ形漏電遮断器(ビリビリガード)を使ってみる〉
賃貸の管理会社から許可が下りなった場合や、費用を少しでも抑えたいという方はプラグ形の漏電遮断器を使用する方法もあります。
プラグ形漏電遮断器をコンセントにさし、そのあとに電子レンジのプラグを漏電遮断器のコンセントにさすだけで手軽に使用できます。
この機器は、電子レンジなどが万が一漏電していた場合に作動し、漏電を検知して電気の流れを止めてくれます。
そのため、電気を逃がして感電しないようにするアース線とは仕組みが違いますが、感電対策にはなりますね。
もしも、この漏電遮断器が作動したらむやみに触らずに、まずは大家さんか管理会社に連絡をして対応をご確認ください。

水回りや湿気の多い場所は危険

電子レンジはだいたい「台所」にあると思います。台所はすぐ近くにシンクがあって、水道があって…といった感じだと思います。

ですので、万が一電子レンジが故障して漏電したら、そこから感電する可能性があるのでアース線をつなげる必要があるのです。

しかし、アース線をつながずに電子レンジの感電事故が起こったことはそれほどありませんが、絶対に事故が起きないとは限りません。

電子レンジを安全に使いたいのであれば、アース線をつないだ方がよいでしょう。

 

経年劣化によって事故につながることも

昔、まだ家庭のテレビがブラウン管だった頃、私の実家では雷鳴が聞こえると「テレビのプラグを抜きなさい!」といわれていました。

雷が落ちてテレビが故障したり、漏電による感電を危惧していたのです。

最近は水漏れや落雷なんてめったに起こらないから、漏電や感電なんて…と思われるかもしれませんが、漏電している電子レンジは見た目では分かりません。

特にこのような状態で本体やプラグに触ると、感電してしまうおそれがあります。

一番危ないのは、長年使用して、本体やプラグのケーブルが劣化している場合です。

アース線をつないでおけば、万が一漏電していても電気を逃がしてくれますので、安全のためにもアース線をつなげる必要があるのです。

 

 

電子レンジにとってアース線の役割とは?

まずは、電子レンジに限らずアース線とはどのような役割をしているのか確認していきましょう。

 

家電からの漏電を予防する

電気が本来通る道を外れてしまい、電気が漏れてしまうことを漏電といいます。

漏電はコードが劣化することで起こる場合が多く、気づかずに触れてしまうと感電する恐れがあります。

アース線は万が一漏電が起きた場合、電流を大地に逃がして感電する危険を避ける役割をしてくれるのです。

電化製品は水気や湿気が苦手なので、洗濯機など水回りで使用する家電にアース線が取り付けられていることが多いです。

 

雷を逃がして、家電を守る

アース線は落雷の衝撃を抑え、家電を守ってくれる役割もあります。落雷が起きると急に強い電気が流れて、故障の原因になります。

雷が鳴ったら家電のプラグを抜いたほうがいいと聞いた事はないでしょうか?先述にもありますが、私の実家ではそのように言われました。

しかし、冷蔵庫のように常時動いているものは落雷に備えて抜く、ということができない家電もありますのでアース線が欠かせないのです。

パソコンなどのOA機器も大事なデータを守るためにアース線がついていることが多いのはそのためです。

 

他の家電との干渉を抑える

電子レンジは目に見えない電磁波や静電気を出しているため、Wi-Fiや他の家電のノイズの原因になる可能性があります。

アース線をつなぐことで電子レンジの動きが安定し、他の家電への干渉を抑えることができます。

 

法律で義務化されていることもある

アース線はどんな場合でも必ず接続しないといけない、というわけではありません。

ただし、湿気が多い場所や水気のある場所では感電の可能性があるので、アース線の接続が法律で義務付けられています。

逆にガス管や水道管の近くでは、引火のおそれがあったりするためアース線は取り付けられません。

 

電子レンジのアース線をさし込む際の注意点

アース線をつないでいなくても使用することはできますが、つなぐ場所がないからといって水道管やガス管、電話用のアース、避雷針などにつなぐことは危険です。

ついていない場合は電気工事業者に依頼をしてアース端子を取り付けてもらいましょう。

アース線を取り付けるときの注意点
  • アース線をつけてはいけない場所につけない
  • 取り付け時は電源を抜いておく
  • 濡れた手で取り付けない
  • アース線の劣化には気をつける
  • アース線を使わないときは絶縁処理を必ず行う

私たちにとって一番恐れるべきリスクは感電でしょう。最悪の場合、命に係わるほどの重大な事故に発展することもあります。

電気は目に見えないので、アース線を接続するべき電化製品は必ずアース端子につないでおくことが大切です。

その他に考えられるリスクとしては、家電の故障や火災の発生です。

故障だけで済めばまだいいのですが、火災となったら命は無事でも残るダメージははなはだしく大きいものです。

アース線の果たす役割は、非常に大きいものであると認識しておきましょう。

 

感電の度合いはどんな感じなのか

感電の度合いについて、北海道でんき保安協会がわかりやすく解説してくれていますので、ご紹介します。

  • 感電の影響の大きさは、「流れた電流の大きさ」、「流れた時間」、「流れた経路(人体の部位)」によって変わりますが、電流の大きさによる症状はおよそ次のとおりです。
    1mA:感じる程度
    5mA:痛みを覚える
    10mA:我慢できない
    20mA:痙攣、動けない
    50mA:非常に危険
    100mA:致命的
これを見てみると、わずか20mAの電流でも人体には危険なのがわかりますね。

まとめ

  • アース線の接続口にはネジ式と挿し込み式の2種類がある
  • 水回りや湿気の多い場所は危険なのでアース線をつなげる必要がある
  • 電子レンジ本体やプラグのケーブルが劣化によって事故につながることがある
  • 賃貸物件でアース線をつなげるには、①アース端子を併用②アース端子を設置してもらう③プラグ形漏電遮断器の3通りがある
  • アース線をつなぐ場所がないからといって水道管やガス管などにつなげてはいけない
  • 取り付け時には電源を切っておく
  • 濡れた手で取り付けない
  • アース線を使わないときは絶縁処理をすること
  • アース線の果たす役割はとても大きい

以上が、電子レンジのアース線を取り付ける際に必要な事、および気をつけることです。

電子レンジのみならず、アース線を取り付けるべき電化製品は数多くありますが、代表的なものは冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機になります。

冷蔵庫は、よくほこりが原因で火事になりかけた、というニュースを以前はよく聞きましたが最近はあまり聞かなくなりました。

おそらくここ十数年の間で、アース線をつなげることの大事さが浸透してきたことの現れなのかもしれませんね。

まだ、電子レンジや洗濯機などアース線の取り付けを済ませていないならば、安全のために取り付けてもらったり、プラグ形漏電遮断器を取り付けてくださいね。

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