全国の切手取り扱い店舗やコンビニをはじめとする場所でお手軽に購入する事ができ、全国一律の送料で送れることが魅力のレターパック。
レターパックにはあらかじめ敬称「様」が印字されています。

どんな時に「様」を消すといいの?

ご依頼主の「ご」を消す場合はどうすればいいかな…。
送る相手への気配りをすればするほど、このような疑問が出てくると思います。
実は、レターパックを使う際のマナーは簡単そうで奥深いものが存在しているのです。
ビジネスシーンでの利用はもちろん、一般利用をする際のマナーや、「様」「ご」を消す場合の正しい方法を解説していこうと思います!
最後に品名の書き方やレターパックで送れないものも紹介しているので、この記事を最後まで読めば自信を持ってレターパックを使って発送する事ができますよ♪
レターパックの様はどんな時に消すといいの?
レターパックは個人間でのやりとりも多く、カタログギフトなどの書籍や子供服などを送る際に利用する方も多いと思います。

重量があるものを、普通郵便で送ろうとするとそれなりの送料がかかります!レターパックは送料一律で送る事ができるのでおトクですね♪
予め(あらかじめ)レターパックに印字されている敬称の「様」は、一般利用で使う際には<消すといい程度>とされています。
一般で利用する際は消すのを忘れてしまっても問題はないということですね。
しかし、ビジネスシーンにおいて、レターパックを使う際にはご依頼主欄に記載されている敬称「様」は消してから発送するようにしましょう。
取引先に発送する際はもちろん、相手に失礼がないように配慮する事はとても大切な事です。
レターパックの「様」を消す他にも、ビジネスシーンではさらに注意していきたいポイントもあります。
ビジネスマナーで習わない事もあり、知らない人も多いと言われているほどです。
レターパックの様を消す以外のビジネスマナーは?
先程もお伝えしましたが、レターパックは敬称(けいしょう)「様」が印字されています。
ビジネスシーンで使用する際には関しては、ご依頼主欄に記載してある「様」は必ず消してから使用しましょう。
消し方は様の上をボールペンで二重線を引くだけです♪
たった一手間を加えるだけで、受け取る相手の印象は変わります。
そして、ビジネス利用でレターパックに予め(あらかじめ)印字されている敬称を二重線で消すのは「様」だけではありません。
ご依頼主欄の「様」以外に二重線で消すところは下記の二点です!
- ご依頼主欄「ご」を消す
- おところ「お」を消す
また、宛名にはふりがなを書き、依頼主のふりがなも同様に書くとより丁寧になります。
丁寧な読みやすい字で記載することを大前提とし、宛名、依頼人氏名はハンドルネーム等使わない様にしましょう♪
ビジネスシーンで利用する際のメリット
レターパックは速達並みの速さで相手に届ける事ができ、追跡機能も付いているので、相手が受け取りをしたかどうかの確認もできるのでとても便利です♪
そして土日祝日などの休日も配達されるのが最大のメリットでもあります。

個人情報など本人が受け取ったことを確認したいものを送る際や、対面受け渡しをしてほしい物を安心して送る事ができますね。
その為、士業(司法、会計、不動産など)をしている方も多く利用されています。
レターパックは二種類あり、厚みの規格や、配達方法が異なる為用途に合った方を使用しましょう。
それでは、レターパックライト、レターパックプラスをそれぞれ紹介します!
記載されている金額は2022年2月現在の金額です。
レターパックライト
- <料金> 370円(税込)
- <大きさ> 34cm×24.8cm(A4ファイルサイズ)
- <重量> 4kgまで
- <厚さ> 3cmまで
- <配達方法> 郵便受けへ配達
個人情報では無いものを発送する際に多く利用されているのがレターパックライト。
また厚さ3cm以内であれば、レターパックプラスよりお手頃な価格で利用する事ができるのも魅力のひとつです♪
レターパックプラス
- <料金> 520円(税込)
- <大きさ> 34cm×24.8cm(A4ファイルサイズ)
- <重量> 4kgまで
- <厚さ> A4サイズ4kg以内であれば3cmの厚さを超えても利用できる
- <配達方法> 対面での受け渡し、受領印または署名が必要となる
レターパックプラスは厚さの制限がなく、尚且つ対面での受け渡しをしてくれます。
そして、受け取りには受領印または署名が必要となる。相手に直接受け取ってほしい重要書類などの発送に使われる事もあります。
レターパックの様を消して御中に書き直す方法
個人宛以外にレターパックを送る時に注意していきたいポイントです!
個人宛以外に送る際には、レターパックに印字されている「様」を二重線で消した後に、二重線を書いた上部に「御中」と記載します。
更にここで注目してもらいたいのは、敬称は併用してはいけないという事です。
敬称とは、敬意を示し人名や役職の後に付けるものであるので、「御中」を始めとする「先生」などは全て敬称になり、「様」と同等の意味合いになります。
つまり「△△御中 ○○様」の様な使い方をすると「様様」という意味合いになり、敬称が重複してしまう為、このような書き方はNGです!
- △△株式会社 御中
- △△株式会社 □□部 御中
- △△市役所 ○○課 御中
- △△大学 工学部 御中
コチラを参考にして、敬称の書き方にも気をつけていきたいですね♪
また、連盟にはどちらの名前の後ろにも「様」を書いてレターパックに印字されている「様」を二重線で消してから発送するようにして下さい。
それでは、「様」を消す、「御中」に書き直す以外にも奥深いと言われている<ビジネスシーンでレターパックを使う際のマナー>を紹介していきたいと思います!
「そこまで気にしてなかった!」と思える情報もあると思いますので、参考にしてみてくださいね♪
書類の向きは大丈夫?
意外と悩みがちなのが、書類を入れる時の向きです…。
レターパックに限らずビジネスシーンで書類を送付する時は、取り出したときにすぐ読める向きにして入れるのがマナーです。

取り出した時にすぐに読める向きと覚えておくだけで解決!
上下反転していないかを確認する
複数枚の書類を送る際には、必ず上下の向きを確認するようにしましょう!
書類の向きが全て揃っていると、受け取った側が書類をくるくる回す手間が省けます。(笑)

このくるくる回す作業を煩わしい(わずらわしい)と思うのは私だけでしょうか…。
「手に取った時に読みやすく!」を心がけるようにしてくださいね♪
折れ曲がり汚れの対策方法
折れ曲がり、汚れ防止の為に書類をクリアファイルに入れましょう。

入らない場合はクリップで留めるといいですよ♪
悪天候の時など、一切郵便物を濡らさずに集配するのはさすがに不可能です…。
配達員の方も配達物が汚れないように配慮はしているそうですが、汚れ、濡れの自衛をするようにしましょう。
書類の入れ忘れが無いか確認する
書類の入れ忘れが無いか、封をする前にチェックを忘れずにして下さいね。
万が一、封をした後に書類の入れ忘れに気づいて、一度封を開けたら、そのレターパックを再利用しないのがマナーです。

書き損じ(かきそんじ)のレターパックが無駄になってしまうのか…。
そんな事はありませんよ!書き損じのレターパックは、郵便局の窓口に持っていきましょう♪
書き損じのレターパックは手数料42円(税込)で新しいものと交換してもらう事ができるからです。
宛先の誤字脱字があった際も、修正テープなどを使わずに新しいレターパックに交換してもらって下さいね♪
レターパックの様を消す他に書き方で知っておくべき事
「様」を消す方法やレターパックを利用する際のマナーをお伝えできたかと思いますが、品名の書き方などにもルールがあります。

品名の書き方?!「様」を消す以外のマナーとルールって?
レターパックの品名の書き方で困った事はありませんか?
品名をざっくりと記載した状態で、郵便局の窓口に発送の際に持っていくと、窓口担当の方に「ちょっと待った!」と声を掛けられる事があります。
続いてレターパックの品名の書き方や送れない物について紹介していきます!
レターパックの品名は詳しく記載する
品名は漠然とした記載をするのではなく、なるべく詳しく記載するようにしましょう。
品名は配達する局員がこわれものなのかどうかを確認する為に必要だからです。
それでは、品名の書き方を具体的な例として以下で紹介しているので参考にしてみて下さい♪
- ×日用品→衣類、寝具、タオル、入浴剤、食品など
- ×雑貨、小物類→アクセサリー、財布、文具、手帳など
- ×スポーツ用品→ユニフォーム、サングラス、ラケットなど
- ×キャンプ用品→ペグ、ランタン、シュラフなど
- ×ダイビング用品→シュノーケル、グローブ、ウエイトベルトなど
- ×プレゼント、ギフト→CD、DVD、ギフトカード、ゲームソフトなど
品名が無記名のままだと最悪、返送されてしまうなどのトラブルにもなり兼ねないので気をつけていきたいですね。

私も品名に<おもちゃ>と記載して郵便局の窓口から発送する際に、詳しく記載して下さいと指摘された事があります!
また、折り曲げ厳禁等の記載をする場合も品名に記載する様にして、厚紙を挟むなどをして折り曲がらない様に自衛して下さいね♪
レターパックで送れないものは?
レターパックは全国送料一律で、追跡機能も付いているのでとても便利です。
しかし、レターパックで送ることができないものもあります。
- 現金
- 金属類などの貴重品
- 爆発物、毒劇物(どくげきぶつ)等の危険物

マニキュアや除光液、香水は送ることができないので要注意です!
おっと…。これは盲点でした…。マニキュアや除光液、香水のように引火しやすいものや、爆発性のあるものは送ることができないので気を付けましょう!
レターパックで送ることを非推奨とされているもの
レターパックは追跡機能が付いているが、保証は付いていないので下記のものはレターパックで送る事を非推奨(ひすいしょう)とされています。
- ガラスや陶器などのわれもの
- 精密機械などのこわれもの
- なまもの、いきもの
- 芸術作品等代替え入手が困難なもの

プチプチで梱包したのに!壊れて届いてしまった…。
と、いうように中身が破損した場合でもレターパックには保証がありません。
どうしてもこれらをレターパックで送りたい場合は完全自己責任で送るようにしましょう。
まとめ
- 一般利用では「様」は消すといい程度
- ビジネス利用の際は「様」を二重線で消してから発送する
- ご依頼主、おところの「ご」と「お」も消すといい
- 個人宛以外に送る際は「様」を二重線で消した上部に「御中」と記載する
- 連盟での発送以外で敬称の重複はNG
- 宛名のふりがなもふると丁寧な印象になる
- 書き損じのレターパックは手数料42円(税込)を払えば新しいものと交換してもらえる
- レターパックの品名は詳しく記載する
- レターパックで送る事ができないものもある
受け取る相手の事を考えて、快く受け取ってもらえるように配慮したレターパックのマナーを紹介しました!
レターパックを発送する際のルールやマナーは奥深いものですね。
「様」を消すのはもちろん、「ご」や「お」も消すといいとされているのは、私も知りませんでした…。
手軽に利用できるからこそ、忘れてしまいがちなルールやマナーに気をつけて、レターパックを活用していきましょう!
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