かぼちゃの皮は離乳食完了期からOK!オススメの調理法も紹介♪

子育て
スポンサーリンク

かぼちゃは栄養豊富で甘みがあり、柔らかく調理しやすいので離乳食には最適な食材です。

でもかぼちゃの硬い皮は離乳食にあげてもいいの?いつから?と疑問に感じるママさんも多いでしょう。

私も、かぼちゃは好きだし収穫期にはよく丸ごと頂くので、離乳食にも使いたいと思いましたが、同じように疑問に思って調べたものでした。

大事な赤ちゃんの離乳食ですから、かぼちゃの皮をあげていい時期などきちんと知った上であげたいですよね!

この記事ではかぼちゃの実や皮をあげていい時期や栄養、離乳食のレシピや硬い皮のむき方、かぼちゃの選び方について紹介します。

かぼちゃの皮は、離乳食ではいつからあげていいの?

かぼちゃの実は加熱すると柔らかくなり、ペースト状にしやすいので離乳食初期からあげることができます。

かぼちゃの実は初期から使えますが、かぼちゃの皮は離乳食完了期以降にならないとあげられません。

それはどうしてか?かぼちゃの皮は硬いからでしょうか?

もちろんそれもありますが、栄養面からみてかぼちゃの皮は離乳食完了期以降が良いという理由があるのです。

かぼちゃの皮は食物繊維などの栄養が豊富!

緑黄色野菜であるかぼちゃには様々な栄養がありますが、代表的なものは以下になります。

βカロテン:抗酸化作用(体の酸化を防ぐ=老化や病気を防ぐ)、皮膚・粘膜を強くする、免疫力アップ

ビタミンC・E:肌の調子を整える、免疫力アップ

食物繊維:お腹の調子を整える便秘の解消や予防にも。 

更に、体を温める効果もあります。そして、なんとかぼちゃの皮にはβカロテンや食物繊維がより豊富に含まれているんです!

それだったらその栄養を摂るために、皮も早くにあげたい!と思ってしまうかもしれませんが、まだ待ってください!

硬くて食物繊維が豊富ということは、消化器官がまだ未発達な時期にあげてしまうと消化不良を起こしてしまう可能性があります。

私も早くあげすぎたのか、排泄物にそのまま出てきた事がありました…。

なので栄養豊富といえども、かぼちゃの皮は離乳食初期から後期までは与えず、消化器官が整う完了期以降にあげた方がよいのです。

おいしいかぼちゃのポイントはヘタ?!

離乳食にあげるかぼちゃは特に、おいしいかぼちゃを選びたいですよね。

おいしいかぼちゃを見分けるポイントは、きれいな緑色で形がよく、ずっしりと重い物です。そしてヘタの状態も見てください!

ヘタはしっかりと乾燥している物が、より熟していておいしいです。

収穫したてのかぼちゃをいただいたりした場合は、少しおいてヘタが乾燥するまで待った方が、甘みも栄養価も上がります。

カットしたかぼちゃを購入する場合は、種が密集しすぎず実の色が濃い黄色やオレンジ色の鮮やかな物が良いでしょう。

そして調理前には、かぼちゃの皮はよく洗ってから調理してくださいね。

かぼちゃの皮をむいて初期から使えるレシピ

それでは、この栄養豊富なかぼちゃの実や皮を、実際どのようにあげたらよいのか?

時期ごとのかぼちゃの調理の仕方やレシピをご紹介します。

離乳食初期

柔らかく加熱し、皮は取る。裏ごししたり、すり潰したりして なめらかなトロトロ状にする。

レシピ例・かぼちゃのポタージュ

  • かぼちゃ    10g
  • 豆乳(無調整)  30cc

《作り方》

  1. かぼちゃを上記のようにトロトロ状にする
  2. 豆乳を沸騰しない程度に温める
  3. 1と2を混ぜ合わせる

加熱してトロトロ状にしたかぼちゃをおかゆに混ぜるだけのかぼちゃがゆも、簡単で私の定番レシピでした。

トロトロ状のを多めに作って製氷器や100均のプラスチック容器に入れ、冷凍しておくと便利ですよ♪

離乳食中期

柔らかく加熱し、皮は取る。粗く潰す。またはペースト内に少し粒がある位に。目安は舌で潰せる位の固さ。

レシピ例・かぼちゃのそぼろ煮

  • かぼちゃ(皮なし) 20~30g
  • ささみ      10~20g
  • だし汁      50 ~60cc
  • 水溶き片栗粉   適量

《作り方》

  1. かぼちゃは小さめに切り、柔らかくなるまで加熱し、潰す
  2. ささみは筋を取り、みじん切りして茹でる
  3. 1と2をだし汁に入れて煮る
  4. 水溶き片栗粉を入れる(適度なとろみをつける)

ささみでタンパク質もとれて栄養価が更にアップします!

多めに作って、他の家族には煮た大根などにあんかけとしてかけたりして、同じメニューも楽しめます。家族みんなで食べられる物だと、手間も省けますね!

離乳食後期

柔らかく加熱し、皮は取る。5~7mm角位にカット。歯茎で潰せる位の固さを目安に。

レシピ例・かぼちゃのスティックお焼き 

  • かぼちゃ(皮なし)    80g
  • 片栗粉         大さじ2~
  • 牛乳または溶いた粉ミルク 大さじ1

《作り方》

  1. かぼちゃを小さく切り、柔らかくなるまで加熱し、潰す
  2. 1に片栗粉、牛乳(または溶いた粉ミルク)を混ぜ合わせる
  3. 食べやすい大きさのスティック状に成型する。べちゃべちゃで成型しにくい時は片栗粉を追加してもいいですが、入れすぎるとモチモチしすぎるので注意
  4. フライパンで焦げないように焼く

 お好みで、きなこや青のりを混ぜてもいいと思います。多めに作って冷凍しておくと、忙しい時など助かりますよ♪

離乳食完了期

柔らかく加熱し、皮は所々むく。1cm角位にカット。歯茎で噛める位の固さを目安に。

レシピ例・かぼちゃの大豆煮

  • かぼちゃ 100g
  • 大豆水煮 100g 
  • 砂糖   小さじ1/2
  • しょうゆ 小さじ1
  • みりん  小さじ1/2
  • 水    大さじ2

《作り方》

  1. かぼちゃの皮を所々むき、小さく切る
  2. かぼちゃと調味料、水を耐熱容器に入れて軽く混ぜる。ふんわりとラップをして、レンジ600wで2分位加熱する
  3. 2に大豆水煮を加えて軽く混ぜ、レンジ600wで4分位加熱する

ここでようやく皮つきのかぼちゃがあげられます!お腹を壊さないか、きちんと消化できているか、などお子さんの状態をみながら少しずつ皮を食べさせましょう!

かぼちゃ100gだと離乳食1食分にはちょっと多いですが、家族で一緒に食べてもいいと思います。優しい甘さですよ。

かぼちゃの加熱方法

かぼちゃを柔らかく加熱する方法は、上記のレシピにも出てきていますが、主に茹でる・電子レンジ・蒸し器で蒸す という方法だと思います。

私はその時その時で選ぶ加熱方法は違いますが、それぞれのやり方やメリット・デメリットなどをあげていきます。

《茹でる》

かぼちゃを適当な大きさに切って、ひたひたに水を入れて加熱します。

切る大きさは最初から1cm角とかにするか、私は一口大くらいに切って柔らかくなってから、潰したり適した大きさにしてました。

大量のかぼちゃを仕込むときや、離乳食初期~中期に与える時のトロトロ状にする時は、茹でる調理方法がやりやすいと思います。

《電子レンジ》

シリコンスチーマーや耐熱容器に入れて電子レンジで加熱します。

かぼちゃを適当な大きさに切った後、かぼちゃに少量の水をかけてから蓋やラップをして加熱します。

時間がない時は、電子レンジがお手軽ですね。忙しいママさんの強い味方です! 

《蒸し器で蒸す》

蒸し器の鍋にお湯を沸かし、切ったかぼちゃを蒸し器に並べてお湯を入れた鍋にのせます。

弱火で加熱し、竹串がスッと通る位まで蒸します。

蒸す方法は、栄養素の流出が少なく、かぼちゃの甘みを更に引き出してくれて、蒸すだけでも立派な一品となりますよ。

電子レンジの方法も蒸すのと同じようですが、電子レンジは電磁波を食材の水分子に当て、振動させて発熱させるため、食材の内部から温まっていきます。

一方蒸し器は高温の水蒸気で食材の外側からじっくりと温めていきます。

電子レンジは時短になりますが、加熱にムラができることがあります。

また蒸し器はムラが少なく甘みも引き出してくれますが、時間と手間がかかります。

それぞれのメリット・デメリットはありますが、その時の状況や好みに合わせて加熱方法を選んでくださいね。

かぼちゃの皮むきでピーラーや包丁を使う際の安全な方法

あの硬いかぼちゃの皮をむく時はどうしてますか?

そのまま包丁でむこうとして、危ない思いをしたことはありませんか?私はありました…。

硬い皮をむくためにケガをしないよう、十分に気をつけてむかなければなりません。

安全にかぼちゃの皮をむく方法は、こんなやり方があります。

  • 包丁でむく方法

1個丸ごとを包丁でむく場合、そのままむくのは大変です。小さめに切ってから、まな板に安定するように置き、上から包丁を入れてむいた方がやりやすいです。

  • ピーラーでむく方法

1/4くらいの大きさに切り、まな板に安定するように置いてむきます。私は小さく切ったり手に持ってやるよりはこの方法の方がやりやすいです。

  • 加熱して柔らかくしてからむく方法

一口大くらいに切り、耐熱容器に入れて水を少しかけた後、ラップをしてレンジで柔らかくなるまで加熱します。

皮と実の間にスプーンなどを入れると簡単にむけます。(熱いので触るときは注意して下さい)

私は離乳食に使う時はこの方法でよくやっていました。

丸ごとのかぼちゃを切る際は、レンジで600wで2~3分加熱すると切りやすくなりますよ。

かぼちゃの種類や大きさにもよりますので、調節してくださいね。

まとめ

  • かぼちゃの実は離乳期初期からあげられるが、皮は離乳食完了期から
  • かぼちゃは体を温め、元気にして、お肌やお腹の調子を整えてくれる、離乳食に最適な食材で、皮には更に栄養が含まれている
  • かぼちゃの離乳食は、初期は皮を取ってなめらかなトロトロ状から
  • 離乳食中期、後期と徐々に固くしていき、完了期には皮を所々むいた状態で調理して食べさせられる
  • かぼちゃの調理方法は、茹でる・電子レンジ・蒸し器で蒸す
  • かぼちゃの皮を包丁でむく方法は、包丁・ピーラー・加熱後にむく、という方法があるが、それぞれ丸ごとよりも切ってからの方がやりやすい
  • かぼちゃを選ぶ時は、きれいな緑色で形が良く、重い物、そしてヘタがしっかりと乾燥している物が、より熟していて甘みも栄養価もアップ

かぼちゃは離乳食の初期からあげられる万能な食材です。

この栄養満点なかぼちゃは、赤ちゃんだけでなく、家族みんなの栄養源になりますので、皮も是非食べていただくことをおすすめします。

おいしく楽しくかぼちゃを食べて、家族みんなで元気になりましょう‼

コメント

タイトルとURLをコピーしました