粉ミルクの作り方の秘訣は湯冷ましを使う?子育てママへ速報です!

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赤ちゃんが生まれると、まず考えなければならないのは「粉ミルクの作り方」ですよね?いかに簡単に早く作ることができるかがママの腕の見せ所になります。

そこで活躍するのが「湯冷まし」です。湯冷ましとは、沸騰させたお湯を冷ました水のことで、作ったミルクを冷水で適温に戻す時間が短縮できるんです。

一度沸騰させているので、水道水に含まれている雑菌などが抜けているので安心して使えるのが特徴です。

粉ミルクの作り方だけど、湯冷ましは必要なの?

朝起きたらまずは湯冷ましを先に作っておくととっても便利なんですよ!本当に時短でできちゃいます。

この記事では湯冷ましの作り方、粉ミルクを湯冷ましを使って作る方法をお伝えしたいと思います。

 

 

粉ミルクの作り方は湯冷ましを使えばとても簡単!

赤ちゃんからミルクを要求された時は、ママなら早く応じてあげたいですよね?しかし完全母乳のママはそれが可能ですが、粉ミルクの場合だと少し難しいですよね。

粉ミルクで育児をしているママはどのようにしてこの事態を解消しているのでしょうか?

その方法として「湯冷まし」を有効活用しているという声を聞くことができました。

先述にもありますが「湯冷まし」は水道水を沸騰させた後に冷ました水のことです。しかしこの湯冷ましには意外な事実がありました。

それでは、まず「湯冷まし」の作り方から説明していきたいと思います。

 

一般的な湯冷ましの作り方

それでは一般的な湯冷ましの作り方をご紹介します。

  1. やかん、または鍋に水を入れ、フタをあけたまま強火で沸騰させます。
  2. 沸騰したら、さらにそこから15分以上煮沸します。
  3. 15分以上沸騰したら、お湯を35℃~37℃程度に冷ませば完成です。

湯冷ましの作り方には難しいことは何もありませんが、以下に注意したいことをいくつか解説したいと思います。

 

やかんまたは鍋の場合

やかんや鍋で湯冷ましを作るポイントは3つあります。

  1. 必ず15分以上沸騰させる
  2. ふたをとった状態で沸騰させる
  3. 再沸騰は絶対にしてはダメ!

このポイントを一つずつ解説していきたいと思います。

<1.必ず15分以上沸騰させる>

15分以上沸騰させることにより、水に含まれる有害物質である「トリハロメタン」がある程度除去でき、赤ちゃんに安全に飲ませることができます。

<2.ふたをとった状態で沸騰させる>

水道水には塩素が含まれていますので、それを除去するためにふたは取った状態で沸騰させましょう。

<3.再煮沸は絶対にしてはダメ!>

やかんや鍋で加熱したお湯を、冷めてしまったからと再度沸騰させるのはいけません。再加熱することで、空気中の不純物を水が取り込んでしまう可能性があるからです。

 

電気ケトルや電気ポットを使用しても大丈夫?

湯冷ましを作る際に電気ケトル・電気ポットを使用すると、設定された温度に達したら煮沸が止まってしまうため適しません。

そのうえ、塩素やトリハロメタンが残ってしまう可能性がありますし、15分以上の煮沸ができませんので湯冷ましを作る際はやかんや鍋を使うようにしましょう。

 

ウォーターサーバーのお湯を使用しても大丈夫?

ウォーターサーバーの水は、製造過程で殺菌や除菌処理がされているため、安心して赤ちゃんに湯冷ましとして与えることが可能です。

ほとんどのウォーターサーバーには温水・冷水機能が搭載されているので、温水・冷水を混ぜるだけで簡単に適温の湯冷ましが作れます。

しかし、ボトルの差込口や注ぎ口を常に清潔に保つ必要があるので、ウォーターサーバーの水を使うときはサーバー自体のこまめなお手入れをしっかり行うことが大事です。

 

湯冷ましをそのまま赤ちゃんに飲ませてもいい?

湯冷ましをそのまま飲ませる場合は、35~37℃程度の温度が適温とされています。

あまり冷たいものですと赤ちゃんの胃腸に負担がかかり、下痢や低体温を引き起こすことがあるからです。

また反対に熱すぎるとやけどをしてしまうので、適温を守りましょう。

赤ちゃんに水分を与えるタイミングには、「寝起き」「外出後」「沐浴後」「食事の時」「汗をかいたとき」などがあります。

このほかにも「おしっこの量が減った時」「唇が乾燥しているとき」「便秘になった時」は水分不足のサインなので、積極的に水分を与えるようにしましょう。

新生児の体は体重の約75~80パーセントが水分で、汗をかくのも大人の3倍ともいわれています。水分補給が十分にできていないと赤ちゃんは脱水症状を起こしやすくなります。

1歳未満の赤ちゃんには、母乳やミルクの量が減らない程度に湯冷ましやお茶(ほうじ茶が望ましい)を与えることが大切です。

湯冷ましやお茶を与えすぎて母乳やミルクの量が減ってしまう、ということが起きてしまうと栄養不足になる可能性もありますので注意しましょう。

 

湯冷ましとは何ぞや

湯冷ましとは、その名の通りお湯を沸かして冷やした水のことです。しかし、赤ちゃんに飲ませる湯冷ましはちょっと手間暇をかけて作り必要があります。

なぜ、そのような作り方をしなければならないのでしょうか?

それは、水道水には殺菌作用のある「塩素」が含まれているためです。塩素は水の味を損なわせる上に、人によっては肌トラブルを引き起こす原因になるといわれています。

このようなわけで赤ちゃんに水道水を与える場合は沸騰させて湯冷ましにするのが最適です。

しかし、塩素を抜いた湯冷ましは雑菌が繁殖しやすいので、常温だと1日、冷蔵庫で保存する場合は2~3日で使い切ることが大切です。

湯冷ましを入れる容器は、「耐熱性があるもの」「お手入れしやすいもの」「衛生的に使用できるもの」を選ぶのがおすすめで、パッキンのない魔法瓶などが最適です。

湯冷ましを入れるのに向いていない容器は「飲み口にパッキンがついたもの」があげられます。

パッキン付きの場合、パッキン部分に菌や汚れが付きやすく、お手入れがしにくいですし、不衛生になりますので、湯冷まし用には不向きです。

このほか「ペットボトル」も控えた方がいいです。お湯を入れると素材が溶ける可能性がありますし、お手入れがしにくいので使用は控えましょう。

 

粉ミルクの作り方はこうすれば簡単!な裏ワザをご紹介!

赤ちゃんは大人が思っているよりもとても繊細なので、おおざっぱな作り方ではいけません。

それでは粉ミルクを作るために用意するものをご紹介します。

用意するもの
  • やかん
  • 粉ミルク
  • 哺乳瓶
  • 湯冷まし

軽量スプーンや哺乳瓶など、使用する道具はすべて消毒済みのものを用意してください。

説明書にも書かれていますが、ここで一般的な粉ミルクの作り方をご紹介します。

粉ミルクの作り方
  1. 哺乳瓶に粉ミルクを表示通りに入れます
  2. 煮沸後少し冷ましたお湯を出来上がり量の2/3くらいまで注ぎます(この時のお湯の温度は70℃以上を守ること)
  3.  哺乳瓶に必要な部品(乳首など)をつけ、軽く振りながら溶かします。瓶全体が熱くなるので注意してください。乳首の先端から粉ミルクが出ないように円を描くようにして振るといいです
  4. 粉ミルクが溶けたらお湯や湯冷ましを出来上がり量まで加えます。目盛りは泡の下で確認します
  5. 哺乳瓶ごと流水にあてたり、氷や水の中に入れたりして人肌くらいまでミルクが冷めたら完成です

作り方は思ったより簡単ですね。問題は、準備する道具は必ず消毒することと、ミルクを溶かすお湯の温度が70℃以上という決まりがある、ということです。

この点は下記の「粉ミルクの作り方で見落としがちな注意点とは?」で詳しく解説します。

それでは粉ミルクを時短で作る方法をお伝えしたいと思います。

 

粉ミルクを時短で作る方法

ママにとって赤ちゃんに粉ミルクを手早く作ることはとても大事です。しかも外出時にミルクを欲しがった時はとても大変ですよね?

そんなピンチの時はどうしているのか、子育て中のママから話を聞くことができました。

  • 湯冷ましを利用する
  • 固形タイプのミルクを使う
  • ミルクケースを使う
  • お湯と湯冷ましを両方水筒に入れておく

それでは先輩ママの貴重な経験談を一つ一つ見ていきましょう。

〈湯冷ましを利用する〉

湯冷まし専用ポットを用意して利用していました。外出先で人肌の温度まで冷ますのは大変なので忘れないようにしていました(20代ママ)

朝起きたらお湯を沸かし、冷蔵庫に入れて冷やします。100均でも買えるし粉ミルク作りの時短になり不可欠な育児グッズです(20代ママ)

粉ミルクを作るときに、お湯と湯冷ましを同時に使うという方が多かったです。赤ちゃんが飲みやすい温度に仕上げるために出かけるときは必ず持ち歩くという声も多くありました。

授乳グッズの一つとして、湯冷まし専用ボトルを用意されてもいいですね。

〈固形タイプのミルクを使う〉

計量する手間が面倒で粉から固形タイプのミルクに切り替えたら、時短になった上に祖父母にも用意してもらいやすくなりました(20代ママ)

夫婦で話し合い、お出かけの時はサッと取り出せる固形タイプのミルクを選びました。大変使い勝手がよく満足です(30代ママ)

すぐ粉ミルクが用意できるように、固形タイプのミルクを選んでいるご家庭もあるようです。

ママ以外の家族にもミルクの準備をお願いしやすくなるならば、ひとつのメリットになりますよね。

赤ちゃんによってはミルクの種類が変わると抵抗を示すこともあるかもしれませんので、固形タイプのミルクに興味があるママは、試供品などで試してみるといいですね。

〈ミルクケースを使う〉

いつも1回分量の粉ミルクを専用のケースに入れていました。ミルクケースは哺乳瓶に入れやすい形をしていてこぼれにくいです(20代ママ)

1回分の粉ミルクをあらかじめ用意しておくママもいるようですね。

〈お湯と湯冷ましを両方水筒に入れておく〉

夜は少しでも楽になるように、80℃のお湯と湯冷ましを入れた水筒と粉ミルクをセットで枕元に置いていました(20代ママ)

夜中に作るミルクのために、寝る前に作ったお湯と湯冷ましを用意しておくというママがいました。これなら台所までいかなくてもベッド上ですぐ作れるので便利ですよね。

粉ミルクの作り方で見落としがちな注意点とは?

粉ミルクを作るときは、いくつか守らなければいけないルールがあります。それは「70℃以上のお湯でミルクを溶かす」ことと「粉ミルクを作る道具はすべて消毒する」ということです。

では、どんな理由があるのか解説していきたいと思います。

 

70℃以上のお湯で粉ミルクを溶かす理由とは?

粉ミルクは無菌ではない、ということです。粉ミルクの中には「E.Sakazakii(エンテロバクター・サカザキ)」や「サルモネラ菌」が存在している可能性があります。

万が一、この菌が赤ちゃんの口に入ってしまった場合、腸炎や髄膜炎(ずいまくえん)などの疾患を引き起こす恐れがあるので注意しなければなりません。

E.Sakazakiiは「70℃以上のお湯で消失する」と言われていますので、赤ちゃんの粉ミルクは70℃以上のお湯で作ることになっているのです。

粉ミルクを作るときに、もう一つ注意すべきことがあります。それは「お湯の温度が高すぎない」ということです。

70℃以上のお湯であればE.Sakazakiiを消失することはできますが、高すぎるお湯で作るとミルクに含まれる栄養成分まで失われてしまう可能性があるためです。

実際のミルクを作る際は、まず80~90℃のお湯で粉ミルクを溶かします。このとき、お湯は哺乳瓶にいっぱいに入れないことが大切です。

粉ミルクが溶ける分量にとどめ、その後湯冷ましを入れてミルクの温度を下げるようにしましょう。

なお、赤ちゃんにミルクを飲ませるときには35~37℃の温度にしないといけないので、最終的には哺乳瓶を水道水で冷やして、ミルクの温度を十分に下げるようにしましょう

 

粉ミルクを作る道具はすべて消毒をする理由とは?

哺乳瓶やその他の道具すべてを消毒しなければいけない理由は、免疫力・抵抗力が低い赤ちゃんの身体をさまざまな病気から守るためです。

使い終わった哺乳瓶は、分解して洗剤で洗えば問題ないという考え方もありますが油断はできません。

食中毒を引き起こす雑菌の中には、洗剤で落としきれないものがたくさんあるからです。

赤ちゃんの粉ミルクは栄養価が高く、哺乳瓶に残ったわずかな汚れをエサにして雑菌が繁殖しますので、赤ちゃんが菌を口にしないように毎回消毒してから使うことが大切なのです。

とはいえ、哺乳瓶が必要な期間、ずっと消毒が必要というわけではありません。赤ちゃんの免疫力や病気の抵抗力は、成長するにつれて向上していくからです。

哺乳瓶の消毒は6か月頃を目安にやめても大丈夫と言われています。個人差はありますが、生後6か月を過ぎた頃には十分な免疫力が備わっていると考えられているからです。

ただし、赤ちゃんの体調や時季によっては6か月以降も消毒するようにしてください。

例えば、高温多湿な梅雨時期や真夏はカビや雑菌が繁殖しやすいですし、病後の回復期は抵抗力が低下しているためです。

 

粉ミルクをあげるときの温度の確認方法は?

粉ミルクができたかな?と思ったらすぐに与えないで、まずは飲ませても大丈夫な温度になったかどうかの確認をしてから与えてください。

その時の確認の方法ですが、大きく分けて2つあります。

  • 肌にあてて確認する
  • 哺乳瓶の外から確認する

子育て中のママさんからのお話をもとに、どのような方法で確認をしているのか見ていきたいと思いいます。

〈肌にあてて確認する〉

手首にミルクを少し垂らして確認していました。慣れてくるとどのくらいで適温になるかがわかるようになりました(30代ママ)

手の甲につけてみて、あったかいなと感じるくらいになったらミルクをあげていました(20代ママ)

粉ミルクを哺乳瓶から少量出して温度を測っている場合が多いようです。やけどしたり、乳首がママの肌につかないように気をつけましょう。

〈哺乳瓶の外から確認する〉

出産した病院で『哺乳瓶が温かいと感じるくらいになったら赤ちゃんにあげましょう』と指導を受けました。(20代ママ)

哺乳瓶を触ってミルクの温度を確かめているママもいるようです。

赤ちゃんのために日々ミルクを作っていると、ママやパパも哺乳瓶を持っただけで感覚がつかめるようになるのかもしれませんね。

粉ミルクが適温になったらすぐわかるシールや、温度によって哺乳瓶自体の色が変わる商品もあるようです。

肌につけて確認することが難しい場合は、このような便利グッズを利用してみてもいいと思います。

 

粉ミルクの作り置きはせず飲み残しは与えない

粉ミルクは作り置きはせず、作ったミルクは2時間以内に飲み切りましょう。また、飲み残した分は必ず処分してください。

保存ができない理由は、赤ちゃんがミルクを飲むときに哺乳瓶の乳首を通して赤ちゃんの唾液や口の中の雑菌が瓶の中に入ってしまっているからです。

先述にもあったように粉ミルクは大変栄養満点なので、雑菌にとって格好の住処(すみか)なのです。ですから、どんどん菌が繁殖してしまいます。

ある実験では、飲み残しのミルクが20分たつと雑菌が急速に増加したという結果が報告されています。もったいないからと言って冷蔵庫に入れたりすることはやめてください。

残ってしまったキューブタイプの粉ミルクは、異物が入らないように袋の上部を折り曲げ、クリップなどでとめて保管します。開封後は1週間以内に使いましょう。

湿気をさけて、乾燥した涼しい清潔な場所に保管してください。

まとめ

  • 粉ミルクは湯冷ましを使うと簡単である
  • 湯冷ましを作るときはやかんや鍋を使うほうが良い
  • 必ずふたは外した状態で沸騰させる
  • お湯は沸騰してから15分は沸騰させたままでないと「トリハロメタン」が抜けない
  • 再煮沸は絶対にしてはいけない
  • 電気ケトルや電気ポットでお湯を沸かすことはお勧めできない
  • ウォーターサーバーは差込口や注ぎ口をこまめにお手入れするなら安心
  • 粉ミルクの作り方は時短でできる方法がある
  • 固形タイプのミルクを使う
  • ミルクケースを使う
  • お湯と湯冷ましを両方水筒に入れておく
  • 必ず70℃以上のお湯で粉ミルクを溶かさないといけない
  • 粉ミルクの作り置きや飲み残しは絶対与えない

私は完全母乳で子供を育てましたが、ミルク育児のママ友がいて、それはそれは大変上手に作っていました。

当時は私には必要ないからと思い、しっかり見ていたわけではありませんが、そのママから1分1秒でも早く赤ちゃんに作って飲ませたいという思いが、作り方から伝わってきました。

当時と現在の作り方は基本は変わらないと思うのですが、圧倒的に道具が変わってきています。例えば、適温になると一目でわかるシールなどです。

おそらく、これまでのママたちの意見を採用してきた結果でしょう。

もし、現在子育て中のママで「こんなことが少しでも楽になったらなぁ」と思うようなことがあれば、メーカーに相談してみるのも一つの方法です。

意外と同じような意見がたくさん集まるかもしれませんし、採用してくれたら新商品として発表されるかもしれませんよ。

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