厄年はお祓いをしない人でも何も起こらない!?行う場合の注意点は?

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「厄年」は悪いことが起きるからお祓いをしないといけないよ!なんてよく耳にしますよね!

また初詣のときなどで神社に行ったとき、厄年の一覧表って思わず見てしまいませんか?

あ!私今年厄年じゃん!

厄年の一覧表を見て自分が今年厄年だったと気づくという方もいると思います。

そもそも厄年ってなに?お祓いをしないとどうなるの?

厄年は科学的根拠はなく、迷信とされています。そのためお祓いをしない人でも何も起こらないと言えます。

それでも日本では根強く信じられている厄年はどのような風習なのか、またお祓いに行く場合の注意点についてもまとめたのでぜひご覧ください!

厄年にお祓いをしないとどうなる?由来についても解説

厄年ときくと悪いことが起きる年というイメージがあったり、実際に「厄年に病気になった。」や「仕事がうまくいかなかった。」などの声を耳にすることがありますよね。

やはり厄年にはお祓いをしないと災難が起きてしまうの?

お祓いをしなくても何も起きない人もいます

厄年は迷信のひとつであり、お祓いをしない人でも何も起こらないです。

迷信とは人々に信じられていることのうちで、合理的な根拠を欠いているもののことを言います。

そのため厄年に災難が起きるとすれば、厄年だからという理由ではなく他の原因があるためと考えられます。

実際に厄年を信じていなくてお祓いをしないという人もいますが、厄年に「何も起きなかった。」という人もいます。

むしろ結婚、出産のイベントがあったりと「幸せなことがあった。」という人もいます。

そもそも厄年とはどのような由来や意味があるのか、詳しく見ていきましょう。

厄年とは

厄年は平安時代から続く古くから信じられている日本の風習です。

厄年とされる年齢になると災難や厄災が多く降りかかるとされますが、科学的根拠はなく迷信とされています。

由来は陰陽道という中国で生まれた自然哲学思想、陰陽五行思想を起源とした呪術や占術からきています。

「人生の節目に病気や災難に気を付けるための庶民の知恵から生み出されたものである」という経験的根拠から基づいたものであるという解説があるようです。

厄年とされる年は人々の人生の中で変化の起こりやすい年として理解し、日々健康や行動に気をつけたほうが良い年として認識できます。

また厄年は「役年」とも言われ、職場で重役に就く、結婚や出産し母親になるなどの誰かの役に立つ年であることを指すという考え方もあります。

人の役に立つ年になったと考えると、厄年を必要以上に不安に思う必要はなくなるかもしれませんね。

厄払いや厄除けとは

厄年は人の一生の中でも社会的や家庭的、また体力的に節目に当たる年であることが分かりました。

厄年のお祓いをすることを厄払いと言います。神様の御加護により厄災がふりかからないようにする目的があります。

神社で行う祈祷が「厄払い」、お寺で行う祈祷が「厄除け」と言います。

意味合いについては厄払いは悪いものを追い払うという意味があるのに対し、厄除けは悪いものが寄ってこないように防御すると予防の意味合いがあるようです。

両方行っても問題はありません。自分の家の近くであったり、意味合いから自分にあった儀式の方を選んで行っても良いですね。

厄年の年齢の見方やお祓いのタイミングはいつ?

私は厄年のことは気にはなっていましたが、お祓いに行くということまではしませんでした。

しかし思い返してみると厄年に当たる33歳には家族で感染症の病気にかかったことや、37歳のときには軽い交通事故に遭ったことなどがありました。

他にも厄年に人間関係に悩んだという人もいるようです。

これが厄年でなければ「たまたまだった。」と何も思わないかもしれませんが、厄年にあたっている年だと、やっぱり何か関係あるのではと思いますよね。

自分が厄年と言われるとやっぱり何か起こらないか気になるなあ。

また厄年に入って悪いことが続いていると感じている人はお祓いに行くと良いのではないでしょうか。

しかし前厄、本厄、後厄と3年続く中でお祓いに行く時期はいつどのタイミングで行くのが良いか気になりますよね。

お祓いに行くタイミングや、厄年に当たる年齢はどのように確認するかを説明していきます。

お祓いにいくタイミング

厄年は前厄、本厄、後厄と3年に渡ります。前厄は厄の前兆が現れるとされ、後厄は厄が薄らいでいく期間とされています。最も注意が必要なのは本厄となります。

厄年の期間でお祓いに行く場合、いつどのタイミングで行くのが良いのかにゃ?

正式には前厄、本厄、後厄と毎年お祓いに行くことが良いとされます。そしてその年のお正月から節分までに行うのが適切とされます。

実際には本厄だけお祓をするという人が多いようです。

いつ行わなければいけないとは決まっておらず、神社やお寺は一年を通じて厄年のお祓いを受け付けていますので、自分が最適だと思える都合の良い日にお参りに行くと良いです。

厄年の年齢

一般的に厄年とされる年齢は男性と女性で異なります。厄年は「数え年」を用いて照らし合わせます。

日本で一般的に用いられているのは「満年齢」です。生まれたときは0歳で誕生日がくると1つ年を取るという数え方です。

「数え年」とは生まれた日を1歳と数え、お正月(1月1日)が来ると年をとるという数え方になります。

特に男性の42歳「死に」、女性の33歳「散々」の語路に通じた年は大厄と呼ばれ一生のうちに最も災難に遭うことが多くなる年とされています。

一般的な厄年を男女別に一覧に表しましたが、地域によっては異なる場合があるためお近くの神社などで確認してみてください。

<男性の厄年>

前厄本厄後厄
24歳25歳26歳
41歳    42歳(大厄)43歳
60歳61歳62歳
数え年

<女性の厄年>

前厄本厄後厄
18歳19歳20歳
32歳33歳34歳
36歳    37歳(大厄)38歳
60歳61歳62歳
数え年

平安時代の頃には厄年が定着されていたとされますが、当時平均寿命が32~44歳であり25歳や30代ではすでに高齢者の域となり病気を患うことも多かったのではと想像されます。

女性の19歳では出産が多い時期であり、健康上で気を付ける年であったのではと考えられるようです。

現代では男性の厄年の年を見ると大学を卒業後本格的に仕事を始める年であったり、管理職をまかされる年です。

男女とも61歳は仕事の定年を迎え新しい生活の節目の年であることなど、生活環境が大きく変わる年齢となりますよね。

また女性の30代は前厄や後厄なども含めるとほとんどの年で該当してしまいますよね。

30代は仕事でもリーダーや役職がつくようになる年であったり、子育て真っ最中である年ですよね。

大きな役をまかされ活躍する年でもあり、それだからこそ、健康や安全に気をつけたいものです。

忙しい日々の中でも自分のことは後回しにせず、健康診断に行ったり、ルールを守り安全に気を付けることが必要なのではないでしょうか。

また周りの人に対して思いやりを持って行動することも大切なことですよね。

厄年のお祓いの金額はどのくらい?マナーについても解説

厄払いを受ける際どのくらいの金額を用意する必要があるのか気になりますよね!

お祓いをする場合収めるお金のことを神社では「初穂料」と言います。お寺では「御祈禱料」となります。

一般的な祈祷の金額には相場があります。おおよその目安やマナーについて解説していきます。

金額の相場は5000円

厄年のお祓いをする場合、その地域や神社やお寺によって異なりますが、祈祷料の全国的な相場の金額は3000円~10000円と言われています。

概ね納める金額が3000円、5000円、7000円、10000円と設定している神社が多いようです。訪れた神社やお寺に確認しそれに従いましょう。

納める金額に悩む場合は平均的な5000円にすると良いでしょう。

納める祈祷料の額によって儀式に差がでることはないのでご安心を。

これらの金額には御祈祷料の他御神酒や御札、お守りなどの代金が含まれています。こちらは金額で内容が異なる神社もあるようです。

金額は「4」や「9」の縁起が悪い数字は避けましょう。

神社によっては公式ホームページに料金を記載しているところも多くあります。また実際にお祓いに行った人の口コミを参考にしてみても良いですね。

自分が行く予定の神社を検索にかけてチェックしてみましょう。

祈祷料を準備する際の注意点

厄年の祈祷料を現地で財布から直接取りだして支払う人がいますが、神様にお祈りしていただいたお礼を支払うので、これはマナー違反となります。

むき出しのお札では受け取ってもらえない神社やお寺もあります。

厄払いに行く前は事前に計画を立て、祈祷料も事前に準備しておきましょう。

のし袋には神社の場合「御初穂料」お寺の場合は「御祈祷料」と書きます。下には厄払いを受ける人の名前をフルネームを筆や筆ペンで書くのがマナーです。

お札はできれば新札が好ましいですが、どうしても手に入らない場合は新札でなくても大丈夫です。

神様にお礼として渡すお金のため、汚れていたりしわしわのお札を入れるのは避けた方が良いでしょう。

渡すときのマナー

のし袋に包んだお金はさらに袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが適切です。渡すタイミングとしては最初の申し込みや受付の際に支払う場合がほとんどです。

申込書に必要事項を記載したらのし袋を袱紗(ふくさ)の上に置いて差し出すようにしましょう。

神社によってはご祈祷後に支払う場合もありますので、受付の際に確認してみましょう。

服装について

厄年のお祓いにいく当日の服装について説明します。男性も女性も礼服やスーツを着用するのが適切です。

それほどかしこまる必要もないとされ、普段着でも問題ないと言われています。しかし神聖な儀式に臨むので露出が多かったり、ラフすぎる服装は避けた方が良いです。

ジャージや派手な色のもの、またデニムは避けるようにしたほうが無難です。

お礼参りも忘れずに

厄年にお祓いをしてもらったときは、お礼参りも忘れずに行きましょう!

お礼参りとは神様に厄年の間守ってもらったため、厄年が終わった後に改めて神社やお寺に参拝することを言います。

厄年にお祓いをしてもらったけど良くないことが起きた場合でも、この程度で済んだかもしれませんし、自分では気づかない間に災難が回避できていることがあるかもしれません。

感謝の気持ちをこめて参拝に行くようにしましょう。また災難が降りかかるされる厄年になった場合には快く神様に守ってもらえるのではないでしょうか。

お礼参りに行く時期としては後厄が終わってからお祓いをしてもらった神社やお寺にお礼参りを行うのが一般的とされます。

お祓いをしたときに受けたお守りや御札を返納し参拝するだけで大丈夫です。

まとめ

  • 厄年とされる年齢は厄災が多く降りかかると言われているが、科学的根拠はなく迷信とされているためお祓いをしない人でも何も起こらない
  • 厄年は人々の人生の中で変化の起こりやすい年として理解し、日々健康や行動に気をつけたほうが良い
  • 厄年は「役年」とも言われ、職場で重役に就く、結婚や出産し母親になるなど誰かの役に立つ年であることを指すという考え方もある
  • 厄年のお祓いをすることを厄払いと言い、神様の御加護により災厄から身を守る目的がある
  • その年のお正月から節分までに行うのが適切とされるが実際には本厄だけお祓いに行くという人が多く、決まりはないので自分が最適と思うタイミングで行くと良い
  • 厄年は数え年を用い、男性の厄年は25歳42歳61歳、女性は19歳33歳37歳61歳が本厄である
  • 祈祷料の全国的な相場の金額は3000円~10000円と言われており、迷う場合は平均的な5000円を準備すると良い
  • お金はのし袋に入れ袱紗に包んで持って行くのがマナーである
  • 服装は普段着でも問題ないが、ジーンズや派手な色の服、露出が多いものは避けるようにする
  • 厄年が終わったら神様に感謝の気持ちを込めてお祓いをおこなった神社にお礼参りをすると良い

厄年は迷信のひとつで、お祓いをしない人でも何も起こらないこともあることが分かりました。

それでも世間一般的に広く知れ渡っているのは、古くからの人々の実際の経験によるものがあるためで、大事にしなければいけない風習なのではないかと私は思いました。

厄年のとらえ方は様々であり、お祓いをする、しないはそれぞれの考え方で決めて良いもので、これが正しいというものはないと思います。

厄年という人生の節目の年、みなさんが安寧に日々を過ごせますよう願っています。

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