安価で栄養もあり、ヘルシーなお豆腐は家計の強い味方ですよね。
湯豆腐、お味噌汁、麻婆豆腐などなど、使い道はたくさん。
我が家でもほとんど毎日食卓に上っており、お豆腐屋さんに足を向けて眠れないとはこのことです。
ある日私は、お豆腐大好きな娘に温めた豆腐を食べさせようと思い、レンジでチンしをしました。

わざわざお鍋出すの面倒だし…。レンジで温めちゃおう。
すると、ボンッ!という爆発音が電子レンジから聞こえてきました。
怖いなぁ〜怖いなぁ〜と思って電子レンジを覗いたところ…。
そう、爆発していたのです。お豆腐が。一体お豆腐に何があったのでしょうか。
レンジもお豆腐も私も、もう二度とこんなことにならないためにも、対策法や爆発の原因、ついでにレンジで作ることのできる時短レシピを調べてみました。
豆腐をレンジで加熱すると爆発する!
はじめに書いた通り、お豆腐を電子レンジで加熱しようとすると爆発してしまいます。
厳密にいうと、必ず爆発するというわけではなく、お豆腐自体の構造やレンジの加熱の仕組みによって、爆発が引き起こされる可能性があります。

卵を電子レンジで加熱すると爆発するとは聞いたことがあるけど、お豆腐も爆発するなんて…。
しかし、絶対にレンジでの加熱がNG!というわけではありません。
お豆腐やレンジの特徴を理解し、ポイントを押さえれば問題なくレンジを利用することができるのです。
この記事でしっかりと勉強をすると電子レンジもお豆腐も、主ふの強い味方になってくれますよ。
豆腐をレンジで爆発させずに温めるには
いちいちお鍋にお湯を沸かして、お豆腐を温めるのは、時間もかかるしコンロは埋まるし洗い物は出るしで避けたいですよね。
やはりレンジで加熱できるほうが手間が少なく済みます。どうすればレンジで安全にお豆腐を温めることができるのでしょうか。
爆発させずに温める方法3つ
それでは、お豆腐を爆発させない加熱方法についてです。主に3つの注意点に気をつければ怖いものなしですよ。
- パックから出して加熱
- 深めの器に入れる
- 水をひたひたに入れて加熱
これら3つの注意点について、詳しい方法や理由を説明していきます。
パックから出して加熱
一つ目のポイントは、『お豆腐のパックから出して加熱をする』ということです。
洗い物を出したくないしすぐ食べたい…。という気持ちもわかりますが、そこはぐっとこらえてください。
お豆腐が爆発して電子レンジを掃除するハメになることを考えると、パックから出した方が圧倒的に楽ちんです。
未開封のパックのままレンジで加熱してしまうと、上で解説した通り、パックの中であたためられた水蒸気の逃げ場がなくなり、爆発してしまうこととなります。
器に移し替える、もしくはパックの口を開けて加熱するようにしましょう。
深めの器に入れる

お豆腐のパックから出してお皿に移し替えたのになぜか爆発しちゃった!
パックのまま加熱しないということは正解ですが、あともう一歩でしたね。
これも豆腐爆発あるあるなのですが、なぜ爆発してしまったかというと、お皿の深さに原因があります。
平たいお皿にお豆腐を乗せて加熱すると、電子レンジの熱を直に浴びることになり、爆発する可能性が高くなってしまいます。
二つ目のポイントです。お皿に移し替える際は、お豆腐よりもカサのある深い容器にいれて加熱するようにしましょう。
水をひたひたに入れて加熱
三つ目はのポイントはお豆腐が隠れるくらいに水をひたひたに入れてからレンジで加熱することです。
水の中に豆腐を入れることで、お豆腐が直接レンジの熱を浴びずに温めることができます。
電子レンジの特徴として、水の分子を振動させて、その摩擦で熱を発生させて庫内のものをあたためる、という点があります。
そのため、水が先に加熱され、その水の熱でお豆腐に熱が加えられるので、爆発させずにゆっくりとお豆腐を温めることができるのです。
なぜ豆腐をレンジで温めると爆発するのか
そもそも、お豆腐は、なぜレンジで温めると爆発してしまうのでしょうか。
電子レンジは、電波(マイクロ波)を発生させ、食品に含まれる水を振動させることで庫内のものを温めるという仕組みになっています。
また、お豆腐には、無数の隙間があります。木綿豆腐は特にわかりやすいかもしれません。
水は、温められると水蒸気になり、体積が増えるということは理科で習いましたよね。
電子レンジと水の性質に加えて、お豆腐の隙間があるという特徴が合わさると以下のような状態が引き起こされます。
豆腐の隙間の中で水が水蒸気になる→水蒸気の逃げ場がなく、水がどんどん膨張する→隙間の中で、外に出たい水蒸気の圧力が高まる→お豆腐、耐えきれず爆発!

つまり、お豆腐には隙間があるから、電子レンジでの加熱だと水分の膨張にお豆腐が耐えられないということなのね。
卵をレンジで加熱すると爆発してしまう、というのはよく知られていますが、栗や銀杏といった殻のある食べ物の場合も同様です。
お豆腐の隙間=殻だと考えると、殻の中で水が水蒸気になり、どんどん膨張し、逃げ場がなくなり爆発してしまうのです。
以上のことから、隙間が多い木綿豆腐ほど爆発しやすく、隙間の少ない絹豆腐などは爆発の恐れが比較的少ないと考えられますね。
この爆発の原因さえわかっていたら、我が家の電子レンジは卵や豆腐のこびりつきがないまま健やかに稼働していたのに…と考えると、早く知っておきたい情報でした。
豆腐をレンジ調理で時短!おすすめレシピ
以上の注意点さえ守れば、レンジで簡単にお豆腐の調理ができます。今すぐ作れる簡単なレシピをいくつかご紹介します♪
体がぽかぽかあったまる具沢山湯豆腐
- 豆腐(絹、木綿どちらでも) 1/2丁
- お好きなきのこ 適量
- かつおぶし、ねぎなどのトッピング 適量
- (A)しょうが チューブの場合1cm
- (A)ポン酢 大さじ4ほど
- (A)鶏ガラスープの素 大さじ1
- (A)お湯 2カップ
- 豆腐を食べやすい大きさにに切る。きのこは軽く拭き、いしづきを取り小さく切る。
- 豆腐を深めの耐熱容器に入れ、きのこをのせる。混ぜ合わせた(A)を上からかける。
- ふんわりラップをかけて、500Wの電子レンジで2分ほど加熱する。
- かつおぶし、刻んだねぎをトッピングして完成。

とろろ昆布をいれるのも美味しくて好きだにゃ〜
離乳食にも!しらすおろし湯豆腐
- 豆腐 適量
- しらす 好きなだけ(離乳食の場合小さじ1)
- 顆粒だし 小さじ1.5〜2(離乳食の場合小さじ1)
- 大根おろし 好きなだけ
- お湯 適量
- 離乳食として赤ちゃんにあげる場合、しらすはザルなどにあけて熱湯をかけ塩抜きする。
- 深めの容器にだしを入れよく溶く。豆腐を入れ、豆腐がかぶる程度までお湯を足す。(離乳食として与える場合、この時点で大根おろしを加える。)
- ふんわりとラップをかけて、500Wの電子レンジでおよそ1分ほど加熱する。大根おろしとしらすを乗せて完成。

大人と同じメニューが簡単なレシピで食べられるのは親子ともども嬉しいことでちゅ。
お豆腐は離乳食にぴったり!
上で離乳食にも使えるお豆腐のレンチンレシピを紹介しましたが、お豆腐は離乳食にぴったりの食材なのです。
消化がよいので赤ちゃんの胃に優しく、筋肉や骨などのもとになるタンパク質が豊富。
さらに、カルシウム・ビタミンE・マグネシウム・鉄分・カリウムといった栄養素も含まれている上に、柔らかく扱いやすいので離乳食に最適です。
離乳食初期とされる生後5〜6ヶ月の頃は裏ごししてペーストとして。離乳食が進むにつれて、他の食材ととろとろに煮てみたり、野菜やお肉と混ぜて豆腐ハンバーグにしてみたり…。
完了期とされる12〜18ヶ月頃まで、様々な方法で食べることのできる食材です。
我が家の娘は1歳2ヶ月で絶賛イヤイヤ期であまりごはんを食べてくれないのですが、お豆腐だけはバクバク食べるので、野菜ピューレを豆腐にかけたものをほぼ毎日与えています。
お豆腐を離乳食としてあげる上で、注意点が二つあります。一つ目はアレルギー、二つ目はお豆腐の表面についてる雑菌についてです。
お豆腐は原料の大豆がアレルギー20品目食品に含まれている食べ物です。
初めてお豆腐をあげる際は、赤ちゃんの様子を見ながら少量ずつ、小児科の開いている平日午前中にあげるようにしましょう。
また、お豆腐は買ったそのままの状態だと、表面に雑菌が付いている場合があるので、離乳食初期の頃は加熱することが推奨されています。
レンジで加熱する際は、水に入れて30秒ほど加熱してあげるのがよいでしょう。

歯がないボクでもちゅるんと食べられるよ〜
カルボナーラ豆腐by料理研究家リュウジ
こちらは、バズレシピで有名な料理研究家のリュウジさんのレシピです。お豆腐を使ったレシピはあっさりしたものが多く物足りない!という方にぴったりです。
もちろん、こちらもレンジ加熱で調理ができるレシピなのですが、さらに包丁まな板が不要という、最上級にお手軽な時短レシピなのです…。
サムネを見ただけでもよだれが垂れてしまうほど美味しそうですよね。ちなみにこのカルボナーラ豆腐、低糖質高タンパクなので、糖質制限ダイエット中でも楽しめます。
私自身もダイエット中なのにこってりしたものが食べたい…。というときによくお世話になりました!作った回数は数知れずです。

簡単に作れておいしいから食べすぎて太っちゃいそうだワン
まとめ
- 豆腐はレンジで加熱しようとすると爆発する恐れがある
- 豆腐には見えない無数の隙間があり、隙間内で水蒸気の逃げ場がなくなり爆発してしまう
- 豆腐の他に卵、銀杏、栗など殻がある食べ物も爆発する可能性がある
- パックのまま封を開けずに加熱するのはNG
- 豆腐がかぶるほど水を入れた深い容器に移し替えてから加熱をすると、爆発せずにレンジでも豆腐を温めることができる
- ポイントを押さえればレンジを使用し時短で調理が可能
あと一品欲しい!というときにも大活躍のお豆腐。パパもママも赤ちゃんも食べることができる万能食材です。
ポイントをしっかり押さえてレンジを活用すれば、こんなに心強い見方はいません。
今日の晩御飯のおかずにお悩みのあなた!ぜひこの方法を試して、時短でラク家事してしまいましょう♪
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